たまにだけれど、すごく役立つモノ?

弘瀨美加

弘瀨美加

テーマ:高齢者の整理収納



友人が、実家の家の片づけをした際、
家の中にある沢山のモノの中で使ってるのは、ほんの少しなのに
『これ使ってる?』と、お母さんに聞くと、
『それな、たまにしか使わんけど、すごく役に立つんや!おいといて!』と、
どう見ても使ってる様子はないのに言うんだそうです。
その後も、押し入れの奥の方にあったものとか、
どう見ても使ってないモノ達を同様に聞いてみたけれど、
答えは、やはり同じで、『たまにしか使わんけど、すごく役に立つモノ』という答え。
友人は、お手上げ状態になったようで、
『実家には、たまにしか使わんけど、すごく役立つモノばっかりなんらしいけど、
なんで、すごく役立つものが、押し入れの奥の方にあるんやろうな?
たまに使うって、うちの母親のたまっていうのは、何十年に1回のことなんかいな?』
とぼやいてました。
私の祖母も、着られなくなった洋服のボタンやファスナー、
プリンや羊羹などが入っていた容器だとか、
コレクション?ってくらい沢山、持ってました^^;
モノのない時代に育った方たちは、モノを大事に使っておられ、
『置いておいたら、何時かは何かの役に立つ』という思いもあるようで、
使ってないモノでも、処分するということは、難しいようです。
そんなときは、
『たまにだけれど、すごく役立つモノ』の
『たまに』の期間をご自身に分かってもらうと、
自分が思うより『たまに』の期間が長かったことがわかって、
処分する気持ちになられるかもしれませんよ。

リンクをコピーしました

Mybestpro Members

弘瀨美加
専門家

弘瀨美加(講師)

comfy living

在宅介護経験者だから伝えられる実践的な整理収納スキルに強み。高齢者の心身の特性に配慮した収納のテクニックで安全で安心な住環境の整え方を提案。介護する人される人、双方の気持ちの負担も軽くなるよう努める。

弘瀨美加プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

関連するコラム

プロのおすすめするコラム

コラムテーマ

コラム一覧に戻る

プロのインタビューを読む

高齢者に安心・安全な暮らしを届ける住環境サポーター

弘瀨美加プロへの仕事の相談・依頼

仕事の相談・依頼