手術後も考えた病室の整理収納

弘瀨美加

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テーマ:実例



手術のため病院に入院され、
手術後、身体が自由にならない間も
自分のことは自分で出来るように
自ら工夫をされ、
病室のモノの整理収納したA様の実例です。

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食事グッズ 日用品 などを
それぞれグルーピングしてカゴの中に。

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ベッドのサイドガードには、
この方のお姉様が作くられた
両サイドに ポッケが沢山付いていて 
ミニハンカチ ポケットティッシュ リップクリームなど
色々な七つ道具が入れられている
お助け物の入院グッズを取り付けて
よく使うモノを収納。

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ベッドの横にある食台の引き出しには、
お薬を1回分量にして種類別に収納。

この他にも、
備えつけのクローゼットの下には、
看護師さんに着替えさせて頂く時を考えて
パジャマと下着類をセットにして収納。
何処に何があるのか すぐに解るように 
看護師さんへの心遣いをされていました。

入院時 何処に何を置くかと言う事は とても重要なこと
と、A様は、おっしゃいます。
この言葉には、看護師さんへお心配りもありますが、
A様が、手術後、少しでも早く、
自分のことは自分でできるよう 自立しよう
という強い意志もあるように思えました。
それに整理収納というスキルが役立っていることに
とても嬉しく思いました。

入院すると、多くの場合は、
その病気を治すために、安静を保つことになります。
これは、やむを得ないことなのですが、
生活不活発病(廃用症候群)の大きな原因になり、
病気は治ったけれど、寝たきりになってしまった
というような事態になるケースが、
若い方に比べて、高齢の方に多いと言われています。
そうならないためには、
安静の期間がすぎたら、医師に相談しながら、
自分で出来ることは自分でするということは大切なことです。
出し入れしやすく使いやすいモノの配置で、
A様のように前向きなお気持ちになられる方が、
少しでも増えるといいなと思います。

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弘瀨美加
専門家

弘瀨美加(講師)

comfy living

在宅介護経験者だから伝えられる実践的な整理収納スキルに強み。高齢者の心身の特性に配慮した収納のテクニックで安全で安心な住環境の整え方を提案。介護する人される人、双方の気持ちの負担も軽くなるよう努める。

弘瀨美加プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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