あえてのオープン収納

弘瀨美加

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テーマ:実例

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車椅子を使用するようになると、
視線の位置も変わりますし、
使いやすい収納の位置の高さも変わってきます。
中でも多くの方が大変に思うと おっしゃるのが、
収納家具の扉の開け閉め。
スライド式(引戸のような)の小さい収納家具なら、まだ、いいのだそうですが、
自分の方に引いて開ける扉のモノや引き出しは、
自身も動かなくてはいけないので、大変なのだそうです。

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そこで、提案させていただいたのが、
収納家具の扉を外して、あえてオープン収納にすること。
画像は、以前に紹介させていただいたモノですが、
こちらの場合は、下駄箱の扉を外して、
オープン収納にしたことで、
車椅子が玄関に広がった状態にある時にでも、
靴の出し入れが楽に出来るようになりました。
これまで、狭さを感じなかった玄関も、
車椅子を広げて置くと、狭さを感じる方も多いです。
手前に引いて開ける扉だと、扉の分、玄関のスペースを使いますよね。
そういったときには、思い切って、
扉をはずすということも、ひとつの方法だと思います。
しかし、オープン収納にすると、
ホコリなどが入りやすいというデメリットもあるので、
その点も考慮して行って下さいね。

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弘瀨美加
専門家

弘瀨美加(講師)

comfy living

在宅介護経験者だから伝えられる実践的な整理収納スキルに強み。高齢者の心身の特性に配慮した収納のテクニックで安全で安心な住環境の整え方を提案。介護する人される人、双方の気持ちの負担も軽くなるよう努める。

弘瀨美加プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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