家を建てる比較検討の基準

2015年4月16日

テーマ：家づくりの手順

コラムカテゴリ：住宅・建物

何を判断基準にしますか？

何かお買い物をする時、色々なお店で価格や商品を比較する方がほとんどですよね。
家についても、皆さん様々な視点から比較検討されると思います。

比較検討の際に、何を基準に比較するか、ということはとても大切です。

例えば、
・どこよりも安い
・耐震性能が高い
・高断熱・高気密の性能が高い
・デザインが好みに合っている
・エコ住宅である
・知名度が高い
・親切な営業マンがいる
　　　　…など、皆さんそれぞれの判断基準があると思います。

何を重視するかについては、各ご家庭がどんな生活をその家でしたいか、今の暮らしで何が問題か、ということをご家族で話し合われることから始めましょう。

あるご夫婦のお話

以前、ご相談に来られた方で、こんな方がいらっしゃいました。
「高断熱・高気密の住宅について教えてください」ということが主な内容。
リフォームをお考えということでしたので、今お住まいの家での現状をお伺いしました。
すると、今の暮らしの中で断熱性にも、気密性にも特に問題と感じているわけではなかったのです。
お客様も話をしているうちに、「何故高断熱・高気密住宅について聞きたかったんだろう…？」と仰っていました。
お話を聞いていると、必要性を感じたからではなく、「今話題になっていてよく聞くから、うちもした方が良いんじゃないかと思って」
というのが大きな理由と分かりました。
そのお客様は、「今自分たちが必要としてないものにお金をかけようとしてたのね」と笑いながら帰っていかれました。
きっとご家族でリフォームの必要性も含め、再度今の暮らしを見つめ直していらっしゃることと思います。

答えはご家族の生活から見つける

今は、沢山の情報が簡単に手に入れられる時代です。
その中には、正しい情報も間違って伝わっている情報もあります。
そして、よく耳にするものに焦らされたりもします。
皆が必要としているものが、あなたのご家族に必要な場合も、不必要な場合も有ります。

自分たちの暮らしに必要な物はなにか、大切にしたいものは何か、ということは
ご家族の生活の中に有ります。

是非、ご家族の生活に合った家を建てるために、ご家族で何を判断基準にするのか、何に重きを置くのかを話し合ってみてください。

その必要なもの、大切にしたいものに対しての正しい情報をご提供し、ご提案するのがプロであり、専門家の仕事です。

ご家族が家に抱えている不安や疑問、これからの家で送る生活の夢をお聞かせください。
あなたのご家族に合った「オンリーワン」の家を一緒に考えましょう。

この記事を書いたプロ

古民家と古い木造住宅の改修・リフォームの専門プロ

谷野行範（有限会社谷野設計）

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