大雪の日の排雪、うちの重機でやっています

うちの会社の駐車場には、ダンプとユンボがとまっています。
ユンボというのは、うでの先にバケット(土をすくう大きなスコップみたいなもの)がついた重機です。正式にはバックホーと言います。工事現場でよく見る、あれです。
外構屋さんでも、重機を自分のところで持っている会社と、必要なときだけ借りる会社があります。どっちがいい悪いではないんですが、持っていると何がちがうのか。今日は雑談みたいな感じで書いてみます。
「ちょっとだけ」がやりやすい
重機を借りると、借りるための手間やお金がかかります。だから「1日だけ」「半日だけ」の仕事だと、借りるほうが割に合わないこともあるんです。
うちは自分のところにあるので、
- 「ちょっと土をどかしたい」
- 「この切りかぶだけ、ぬいてほしい」
- 「工事のついでに、ここも平らにしてほしい」
こういう小さなお願いにも、わりと気軽に動けます。
たとえば、カーポートの工事をしている時に「あそこの大きい石、ついでにどかせない?」と言われる。こういうこと、けっこうあるんです。ユンボがその場にあれば、すぐにどかせます。何年もじゃまだった物がなくなると、やっぱりすっきりしますよね。
天気に合わせて動ける
外構の仕事は、天気に左右されます。とくにコンクリートは、雨の日は打てません。
重機を借りていると、「借りた日に雨がふった」ということがおきます。でも自分の重機なら、晴れた日に合わせて動かせばいい。予定をずらしやすいんです。
これは、お客さんにとってもいいことだと思います。むりに雨の日に作業しなくてすむので。
冬にも出番がある
ダンプとユンボがあると、冬は排雪の仕事ができます。道や駐車場に積み上がった雪をユンボでくずして、ダンプで運ぶ。これは重機がないとできません。
外構の工事は冬にへるので、重機がねむっているのはもったいない。それなら、雪でこまっている人の手伝いをしよう、という感じです。
外構以外のこともたのめる
重機があると、仕事のはばが広がります。
- 木の伐採(ばっさい。木を切ること)と、根っこをぬく作業
- 荒れた土地を平らにする整地
- 古いブロック塀や物置の解体と、そのあとの片付け
こういうのを、外構工事とまとめてたのめます。解体工事や足場、石綿(いしわた。古い建物に使われていることがある、あつかいに注意がいる材料)の作業に関わる資格を持っている職人もいるので、古い物置をこわすような仕事でも相談にのれます。「解体は別の業者、外構はまた別」とならないので、話が1回ですみます。
重機があっても、最後は人の手
ここまで書くと、重機があれば何でもできるように聞こえるかもしれません。でも、ぶっちゃけ、そんなことはないです。
たとえば土間コンクリートの仕上げ。コンクリートを運んだり、下の地面をならしたりするところは重機が助けてくれます。でも、最後に表面をコテでならして、水が流れる傾きをつけるのは、人の手です。ここはミリ単位の仕事なので、重機ではどうにもなりません。
私は15歳で親父の現場に入って、親父がコテでコンクリートをならすのを横で見て覚えました。重機がどれだけ便利になっても、その手の感覚はずっと大事だと思っています。
重機は、人がやると大変な「重い・多い・広い」をかわりにやってくれる道具。そのぶん、人は細かいところに力を使える。うちはそういう考え方でやっています。
持っているからこそ、気をつけていること
重機は便利ですが、力が強い分、あぶないものでもあります。
うちの職人は、バックホーの運転や車両系建設機械など、必要な資格をとって動かしています。それでも、毎回まわりをよく見て、ゆっくり動かすようにしています。
それと、重機で入ると、どうしても地面がよごれたり、土が道に出たりします。だから、終わったらきれいに片付けて帰る。これは私がずっと大事にしていることです。
重機を使う仕事があるかも、と思ったら、まずは気軽に話してみてください。「こんなことできる?」からで大丈夫です。
大翔興業 刈田文也


