土間コンクリートの工事は、実はものすごく難しいんです
こんにちは。花巻市で外構工事をしている、大翔興業の刈田です。
今回は、フェンスとブロック塀の話をします。前のコラムと同じで、難しい言葉はなるべく使いません。「うちの塀、そろそろ古いかな」「目隠しのフェンスがほしいな」と思っている人に、読んでもらえたら嬉しいです。
目次
そもそも、フェンスやブロック塀って何のためにあるの?
フェンスやブロック塀は、ただの「仕切り」に見えるかもしれません。でも、実はいろんな役目があります。
- お隣や道路との境目をはっきりさせる
- 外からの視線をさえぎる(目隠し)
- 小さい子どもやペットが道路に飛び出さないようにする
- 防犯(勝手に入られにくくする)
- 家の見た目を整える
正直に言うと、「境目がはっきりしているだけで、ご近所とのトラブルが減る」というのも大きいと思っています。
花巻・岩手ならではの、気をつけたいこと
岩手は雪が降ります。そして冬はとても冷えます。この2つが、フェンスやブロック塀にけっこう影響します。
- 屋根から落ちた雪や、除雪で寄せた雪が、フェンスにドンと当たる
- 積もった雪の重みで、フェンスが少しずつ曲がっていく
- 地面が凍って持ち上がる「凍上(とうじょう)」で、基礎が傾くことがある
- 雪どけ水がたまる場所だと、根元がサビやすい
暖かい地域と同じ感覚で選ぶと、何年かして「あれ、傾いてきたな」となりがちです。雪国には雪国の作り方がある、と私は思っています。
フェンス・ブロック塀選びで見てほしいポイント
ここからは、選ぶときに見てほしいところを並べます。難しく考えなくて大丈夫です。
1. 何のためにつけたいか
- 目隠しがしたいのか
- 境目が分かればいいのか
- 子どもやペットの飛び出し防止なのか
- 目的によって、高さもデザインもまったく変わります
2. 高さ
- 高すぎると、圧迫感が出たり、家の中が暗くなったりします
- 低すぎると、目隠しになりません
- 道路を歩く人の目の高さ、家の窓の高さを見て決めるのがおすすめです
3. 素材
- アルミのフェンス(サビにくくて軽い。一番よく使われます)
- 木目調のフェンス(あたたかい雰囲気。見た目は木でも、中身はアルミや樹脂のものが多いです)
- ブロック塀(頑丈で、しっかり区切れる)
- ブロックを低めに積んで、上にフェンスを立てる組み合わせ(今はこれが一番多いです)
4. 目隠しの度合い
- すき間がほとんどないタイプは、目隠し効果は高いけど風を受けやすい
- すき間があるタイプは、風が抜けて、雪も落ちやすい
- 岩手では、風と雪のことも考えて選んでほしいです
5. 雪がどこに落ちるか、どこに寄せるか
- 屋根の雪が落ちる場所にフェンスを立てると、毎年ぶつかります
- 除雪した雪をどこに置くかも、先に決めておくと安心です
- ここは、現地を見ないと分からないところなので、うちでは必ず一緒に確認します
実は、フェンスもブロック塀も「足元」が一番大事です
ここは、私が一番伝えたいところです。フェンスもブロック塀も、見えている部分より、地面の下の「基礎(きそ)」のほうが大事だと思っています。
基礎というのは、塀やフェンスを地面に固定するための、コンクリートの土台のことです。ここが弱いと、こうなります。
- 何年かすると、塀やフェンスが傾いてくる
- ブロックの継ぎ目にヒビが入る
- 雪や風で、ぐらぐらしてくる
- 地震のときに倒れる心配がある
うちの会社は、正直に言うと、コンクリートの工事がいちばんの得意分野です。そして、外構工事の中で一番難しいのも、コンクリート工事だと私は思っています。
- 水勾配(水を流す傾き)を、ミリ単位で考えないといけない
- 一度流したら、あとから簡単にはやり直せない「一発勝負」
- 気温や天気で、乾く速さがまったく変わる
- 下地の締め固め(地面をしっかり固めること)が甘いと、ヒビや沈みにつながる
ブロック塀の基礎も、まさにこのコンクリート工事です。見えなくなる部分だからこそ、手を抜かずにやるようにしています。
ブロック塀には、守らないといけないルールもあります
ブロック塀は、建築基準法(建物の安全のための国のルール)で、作り方が決められています。ざっくり言うと、こんな感じです。
- 高さは2.2mまで
- 中に鉄筋(鉄の棒)を入れる
- 高さが1.2mをこえるときは、「控え壁(ひかえかべ)」という支えの壁を一定の間隔でつける
- しっかりした基礎をつくる
古いブロック塀の中には、このルールに合っていないものもあります。地震のときに倒れると、通っている人がケガをすることもあるので、「うちの塀、大丈夫かな」と思ったら一度見せてください。古い塀を低くして、上を軽いフェンスにする、という直し方もよくやります。
うちで工事するときの、だいたいの流れ
1. お問い合わせ・現地の下見
2. 目的(目隠し・境目・防犯など)と、雪の落ちる場所を一緒に確認
3. 高さ、素材、ブロックとフェンスの組み合わせを決める
4. 見積もりを提示(分からないところは何でも聞いてください)
5. 古い塀がある場合は、解体・撤去
6. 地面を掘る → 締め固める → 基礎のコンクリートを打つ
7. ブロックを積む、フェンスを立てる
8. 最終チェックをして完了
お客さんがやることは「こうしたい」と伝えるだけです。あとはこちらで進めます。
よくある質問
Q. 見積もりだけでもお願いできますか?
はい、大丈夫です。無理な営業はしませんので、気軽に聞いてください。
Q. 古いブロック塀の撤去だけでも頼めますか?
できます。撤去だけでも、撤去してから新しいフェンスにする工事でも、どちらでも相談できます。
Q. お隣との境目に立てるとき、気をつけることはありますか?
境界(土地の境目)の位置は、とても大事です。工事の前に、境界の目印を一緒に確認します。お隣への声かけも、できれば先にしておくと安心です。
Q. 雪で曲がったフェンスは直せますか?
曲がり方によりますが、部分的に交換できることも多いです。まずは見せてください。
Q. 工事にはどのくらい日数がかかりますか?
長さや内容によりますが、基礎のコンクリートが固まる時間も必要なので、数日〜1週間くらい見ておくと安心です。
Q. 冬でも工事はできますか?
コンクリートは寒さに弱いので、真冬は天気と気温を見ながら日程を決めます。春に向けての相談や見積もりは、冬のうちからでも大丈夫です。
Q. カーポートや土間コンクリートと一緒に頼めますか?
もちろんです。まとめてやると、段取りもよくなって、見た目もそろいます。
よくある失敗
正直に、よくある失敗も書いておきます。
- 値段だけで選んで、何年かで傾いてきた
- 高さをちゃんと測らずに決めて、目隠しにならなかった
- 屋根の雪が落ちる場所に立ててしまい、毎年ぶつかって曲がった
- 工事を頼んだ会社が下請け任せで、何かあっても対応が遅かった
- 基礎のコンクリートが平らになっておらず、水たまりができて根元がサビた
フェンスやブロック塀は、一度立てたら何十年も使うものです。「安く早く」だけで決めると、あとで後悔しやすいと思います。
大翔興業が大事にしていること
- 工事は全部、自社の職人が直接やります
- 下請け丸投げはしません
- 雪の落ちる場所、除雪の動きまで考えて提案します
- 見えなくなる基礎のコンクリートこそ、丁寧にやります
- フェンスやブロック塀だけじゃなく、カーポート、土間コンクリート、お庭の工事もまとめて相談できます
難しいことは自分たちで考えるので、お客さんには「こんな感じにしたい」というイメージだけ伝えてもらえれば大丈夫です。
最後に
フェンスやブロック塀は、家を守る「顔」のようなものです。そして、その顔を支えているのは、見えない足元の基礎です。
- 外からの視線が気にならなくなる
- 子どもやペットが安心して庭で遊べる
- ご近所との境目がはっきりする
- 家の見た目が引きしまる
そういうものだと、私は思っています。
「うちの塀、古いけど大丈夫かな」「目隠しのフェンスだけ付けたい」「見積もりだけ聞きたい」、そんな軽い気持ちで大丈夫です。花巻・岩手で外構工事のことなら、大翔興業にお気軽にご相談ください。
大翔興業 刈田文也


