カロリーゼロの人口甘味料が危ない
高齢者の穏やかな老後を過ごす基本は、病気予防と健康管理です。そのために「バランスの良い食事と適度な運動」はよく言われていることです。皆さんも十分にわかっていることだと思います。生活習慣病を防ぐために必要なこととは理解していても、今までの生活環境で、既に病気が発症している方も多いと思います。
「今更何をしても遅い」と思わずに取り組んでください。出来ましたらもう1点、口腔ケアをぜひお勧めしたいと思います。
ある歯科医師さんのお話です。そこの歯科医院では院内で月1回、健康教室を開催、患者さんたちに講座の中で口腔衛生が寄与する健康管理、病気予防のPRを積極的にされています。特に高齢者の方は歯茎が弱くなり、歯周病になり易いです。この歯周病菌が体を蝕み、特に循環器系の疾患を助長するという恐ろしい原因の一つだといわれています。
歯茎から血が出て怖くて磨けない、歯茎が痛み充分な歯磨きができていない等々で歯磨きが疎かになっていませんか。こんな方は歯周病が進んでいて、いずれ大きな病になる可能性が高いそうです。歯周病菌は乾燥と暗闇を好みます。口の中が常に乾燥していると歯周病菌が繁殖し、歯を痛めると同時に成人病のリスクも格段に大きくなるとの結果がデータで示されているそうです。
特に高齢者の方や、生活習慣病になっている方々は、口腔ケアで歯茎内の歯周病菌の除去、口の上顎と舌の掃除を丁寧に行ってほしいそうです。
歯茎からの出血や痛みは、我慢してソフトに対応し、3日もすれば出血も痛みも治まるようになるとのことです。唾液は歯周病や虫歯の予防に欠かせず、雑菌の殺菌作用もあるため食べ物はよく噛んで、唾液をたくさん出してください。赤ん坊があふれるような涎を出すのも体に菌が入る予防線になっているわけです。と健康教室では教えています。
唾液は体内に入る菌を除去する天然のバリアです。歯科医さんだから言えるアドバイスです。