高齢化社会と向き合う（Ⅱ）

　自分が置かれている状況を、甘い期待は抱かず把握しましょう。
　ひと昔前の大家族、3世代4世代が同居するような家族は稀な時代となりました。
更に兄弟姉妹が6人、7人いる家庭。そんな家庭が当たり前の時代は、冠婚葬祭は家族ぐるみで対応、またその土地の住人の世話役さんなどがやるべきことを仕切り、事を運びました。
　現代では、核家族化が進み、兄弟姉妹ですら交流が無い、という家族も多いと聞きます。郷の実家には年老いた夫婦のみが居住し、お盆やお正月すらも親元に帰る機会が減り、ついには全く音信さえもなくなってしまう現実があります。
　郷に残された親が年老いて、誰かの補助や介護が必要になった時、あなたの親が一番頼りにしているのは誰でしょうか。親であるあなた、親元を離れて生活の拠点を営んでいる子供たちやご親戚の方々。さて、あなたにとって頼れる人はどなたでしょうか。
　（週1回更新予定）