失敗しないスーツのサイズ感
みなさんこんにちは。
石川県白山市のセレクトショップ
紳士服ひらたです。
今回は英国調とイタリア調についてです
英国調(ブリティッシュスタイル)一言で表すなら:「堅牢・伝統・構築美(男らしさと格調)」
英国紳士服のルーツは「軍服」や「乗馬服」にあります。雨や風の多い厳しい気候に耐え、
身分や階級を示すための「正装」として発達したため、重厚で構築的な仕立てが特徴です。
シルエット:肩: パッドをしっかりと入れ、肩先を少し盛り上げた
「ビルドアップスリーブ(ロープドショルダー)」。
胸元・ウエスト: 胸回りはしっかりと立体感を持たせ、ウエスト位置を高めに
キュッと絞ったメリハリのあるインバーテッド(逆三角形)シルエット。
仕立て(構造):しっかりとした芯地(毛芯)を使い、保形性を高く仕立てます。
背中には乗馬由来の「サイドベンツ(左右2本の切れ込み)」が多く見られます。
生地の特徴:ハリスツイードやハリ・コシのあるウール地など、目付け(重量)が重く
しっかりとした堅牢な生地。
シワになりにくく、10年・20年と着込むほどに体に馴染みます。
こんなお客様・シーンにおすすめ:厳格なビジネスシーン、フォーマルな式典、
胸板を厚く見せたい方、男らしく威厳のある雰囲気を演出したい方。
イタリア調(クラシコイタリアスタイル)一言で表すなら:「柔軟・艶やか・着心地(エレガンスとドレープ)」
イタリア紳士服は、温暖な地中海気候のもと、英国の伝統的な仕立てをベースにしながらも
「いかに軽やかで、着心地良く、美しく魅せるか」を追求して独自に進化しました。
シルエット:肩: 肩パッドを極力省き、シャツのように丸く柔らかな肩ラインを作る
「マニカ・カミーチャ(雨降り袖)」や「ナチュラルショルダー」。
胸元・ウエスト: 絞りすぎず、自然に体に沿う柔らかなライン。
ウエスト位置はやや低めで、全体的にゆったりとしたエレガントなドレープ(ひだ
)が生まれます。
仕立て(構造):非常に軽い薄手の芯地やアンコン仕立て(芯地や裏地を省く手法)
を用い、まるで「羽織っている」ような軽い着心地を実現します。
生地の特徴:ゼニアやロロ・ピアーナに代表されるような、
細い原毛(Super130's〜150'sなど)を使った、しなやかで滑らかな肌触りと
光沢感(艶)のある美しい生地。
こんなお客様・シーンにおすすめ:軽やかな着心地を求める方、パーティや華やかな場、
大人の艶やかさやリラックス感を演出したい時。
英国調 vs イタリア調 比較まとめ
比較項目英国調(ブリティッシュ)
ルーツ 軍服・乗馬服(機能性と格式)
肩ラインパッドしっかり・角ばった力強さ
ハリ・コシ・重厚・マット柔らか
イタリア調(クラシコイタリア)
貴族の休日・リゾート(軽快さと美)肩ライン
パッドパッド無し/薄め・丸くしなやか着心地鎧のようにしっかり(構築的)カーディガンのように軽やか生地感ハリ・コシ・滑らか・軽量・光沢(艶)全体の印象誠実・威厳・クラシカルエレガント・色気・モダン
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