耕作放棄地率の増加と担い手不足
台風19号の接近が非常に気になる中、関東出張のため北陸新幹線に乗っております。
嵐の前の静けさなのか、車窓はずっと青空が広がっているのですが…(;^ω^)
昨夜、金沢駅に立ち寄ることができたので、ネットから予約した切符を発券してきました。今朝、駅に来た時でもよかったのですが、朝はバタバタしそうだったので、余裕を持って…(笑)
さて、昨夜、無事に切符を手にしたあと、夜ご飯何食べようかな~と考えていたら、ふと「白山そば」の看板を目にしました。
現在は金沢駅に隣接する金沢百番街の中にありますが、新幹線開業前は、駅ホーム上にもあった立ち食いそば屋さんです。
実は私、小さい頃から電車好きで、小学生のころは、休みになると電車を見に金沢駅へ行っていたりしていたので、この「白山そば」さんもよくお見掛けしていました。無論、当時小学生の私は、そばを食べることなく電車に夢中だったわけですが(;^ω^)
そんな20数年前の冬の日のことです。
1人で金沢駅へ行き、大阪行き「サンダーバード」の連結作業を見ていたら、年配の女性に声をかけられました。
「用事がすんだら、そこのお店においで」
と。
もちろん知らない人です。なんで声をかけられたのかもわかりませんでした。
「なにか悪いことしたかなぁ?怒られるのかなぁ?」
そんな風に、少しビクビクしながら連結作業を見て、作業が終わったらすぐに言われたお店に行きました。そのお店が「白山そば」さんでした。
「あのぉ~…」
恐る恐る声をかけたら、厨房にいた女性が
「もういいの?ちょっと待ってて。もうすぐそばが出来るから!」
と。
財布の中身は帰りの電車賃程度。そば代を払えるほども持っていなかったので、すぐさま
「いや、お金が…」
と言うと、
「いいのいいの!この寒い中、電車見てたんでしょ?お金はいいから!」
そう言って、暖かいそばをごちそうしてくれました。
何か褒められることをしたわけでもない、ただ好きで電車を見てただけの私にです。
金額にしたら500円もしないそばですが、あのときの私には、とても美味しいご馳走で、すごく嬉しかったのを覚えています。
そんな出来事をふと思い出させてくれた「白山そば」の看板。
あまりの懐かしさに、昨夜はついつい立ち寄ってしまいました(^^)/
あのときそばをご馳走してくれた女性の方に、今一度当時のお礼がしたいなぁ。
そんな懐かしい思い出に浸りながら、まもなく新幹線は大宮に到着します。