漢方で脂肪肝とサヨナラ！

2013年10月1日公開 / 2023年9月4日更新

テーマ：漢方相談

コラムカテゴリ：医療・病院

コラムキーワード：糖尿病　食事、糖尿病　症状、糖尿病　予防

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石川県白山市みずほ　「漢方専門　福の樹薬局」　薬剤師の伊藤です。

今回は、隠れ肥満の方に多い「脂肪肝」です。
よく健康診断で、病気は見つからなかったものの「脂肪肝」と診断されることがあります。「脂肪肝」自体は病気ではありませんが、内臓脂肪が溜まり始めているということは、今後「生活習慣病」を引き起こしやすい体質であるということが言えるかもしれません。

脂肪肝が引き起こされる原因としては次のようなことが挙げられます。
・食べすぎ
・お酒の飲みすぎ
・運動不足
・肥満
・糖尿病
によるものがあります。

では脂肪肝が引き起こされる過程を簡単に説明します。

　　炭水化物・アルコール・脂肪
　　　　　　↓
　　　　グリコーゲン
　　　　　　↓
　　　　中性脂肪
　　　　　　⇓
　　　脂肪肝（内臓脂肪）

実は、脂肪肝は脂肪分のとり過ぎだけが原因ではありません。甘いものやアルコールも原因となります。肝臓は過剰なエネルギー源はグリコーゲンとして蓄えますが、グリコーゲンも十分溜まると中性脂肪に変えて体のいろいろなところに蓄えようとします。これが肥満の原因である脂肪肝などの内臓脂肪です。

脂肪肝の行く末としては「生活習慣病」があります。中でも脂肪肝が起きやすいタイプの方は・・・
・肥満
・糖尿病
・動脈化
・心筋梗塞
・脳血栓・脳梗塞
が要注意の病気といえます。

漢方で脂肪肝（メタボ）を吹っ飛ばせ

　漢方では、「食事療法」や「運動療法」を基本とした上で、体の不都合な部分を改善し、ダイエット作用や代謝の改善を行います。それにより、脂肪の溜まりにくい体質へと変化させていきます。

代表的な漢方をひとつご紹介！

イライラしやすい、首筋の凝り、不眠症、高脂血症、肋間神経痛、みぞおちが痞えるという方には、大柴胡湯（だいさいことう）という漢方がおススメですよ。

脂肪肝の改善はあくまでも生活習慣の改善がキーワードです。生活習慣を変えたにもかかわらず、変化が見られない場合は、体に何らかの不都合が生じているかもしれません。

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