自律神経失調症は漢方で治せます!
いつもコラムをご覧くださりありがとうございます
白山市みずほ「漢方専門 福の樹薬局」 薬剤師の伊藤です
今回は高血圧は悪いことなのか?についてと西洋薬とは異なる漢方薬の高血圧治療についてご紹介したいと思います。
高血圧の原因
「高血圧」になる大きな要因として、
- 血液量が多い
- 血管が収縮しやすい
- 血管が硬い
- 血管が細い
- ナトリウムを排出する能力が低い
- 心臓の収縮力が強い
などの体質が考えられます
この時点ではまだ異常ではないんですよ!
問題は「この原因がどこから来ているのか?」なんですが、そこまで追求して高血圧の治療をされている方はあまり多くないかもしれません
内科で「とりあえずお薬(降圧剤)飲んで落ち着かせましょうか・・・」って言われた方、案外多いのではないのでしょうか?
高血圧の怖いところは、血圧が高いことではないんです!
高血圧が慢性的に続くと、動脈硬化が進みやすくなったり、心肥大になって心臓に負担がかかったりして命にかかわる疾患を引き起こすかもしれないことが問題なんです。だから上げないようにする・・・それはそうなんですが・・・
血圧が上がる理由
血圧を上げる理由も考えてあげないとカラダが可哀想ですよ
例えば脳に血液を沢山送り込んでほしければ血圧を上げて勢いをつけないといけませんよね
手足に血液が来なければ勢いをつけて末端まで運ばないといけません
1mしか上がらない噴水を2mの高さまで水を上げるには水圧を高めないといけないことと原理は同じです
もしこれを、血圧重視で下げるとどうなるか・・・脳に血液が不足し、脳細胞が死んでいってしまいます。手足に血が巡りづらくなり手足が冷えやすくなったり力が入りづらくなります。ということは・・・認知症やパーキンソン病といった脳の病気を引き起こすかもしれません。血液に血栓という血のカタマリが生じた場合、勢いが弱ければ押し流せずに詰まるかもしれません。手足が冷えればしびれや関節痛の原因になるかもしれません・・・筋肉にも血液が行き渡らなければ身体がだるくかんじるかもしれません
ではどうしたら良いのか?
血液中の血栓を出来にくくして(脳梗塞の予防)、
血管に負担をかけずに血液を巡らすことができれば(脳出血の予防)、
脳から「血圧を上げて血を送れ!」って命令も出なくなるし、動脈硬化にもならないわけなんです。もちろん食事管理やストレスも血管には関係しますが、これは生活習慣の見直しで対応が可能だと思います
高血圧の漢方療法の特徴は?
血圧改善の漢方薬は血液の状態や血管の伸縮性の正常化を重要視しています。動脈硬化予防作用・微小血管血流改善作用・自律神経安定作用などこれらの作用が結果として血圧を高めないように働きかけて、高血圧によって引き起こされるさまざまな病気から守ってくれます
漢方薬には降圧剤のような副作用である血圧の下がり過ぎや抗血栓薬のような出血時のトラブルがありません。ただし、動脈硬化が著しく進行している場合は漢方薬よりも外科的な処置の方が良いと思います
血圧が高くて命を落とすことは絶対にありません
血圧が高いことで血管系の病気が誘引され血管障害を引き起こして命にかかわる病気になることが問題なんですね!高血圧が怖いわけではなく、高血圧によって引き起こされる病気に対して正しく恐れて欲しいと思います
基礎疾患がなければ、「年齢 + 90」までは最適な血圧と言っているお医者さんもみえます
であれば、高血圧でも大丈夫な、血液と血管作りを応援していくのが漢方薬の役割だと私は考えています
漢方薬については、症状の度合いや体質によって用いる処方が変わってくるのでまずはご相談ください(ご予約にご協力ください)
(「処方名だけ教えて?」という相談は出来かねますのでご了承くださいね)
ご相談予約はHPからも予約できます
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