ぎっくり腰の原因は冷え⁈-原因と対策-
はじめに
血圧が高めの方になんちゃらぁ~(メーカー名)のゴマ麦茶!
高めの血圧を下げるGABA!機能性表示食品でっす!
乳酸菌、オリーブ、DHA、EPAにマルチペプチド、サバだイワシだ、どんどんもってこい。
そんな感じのサプリメント業界。
その業界に震撼が走りました。
紅こうじ問題。
亡くなられた方がいらっしゃって、ご冥福をお祈りします。
血圧についてはつぼなかぢ院長が本態性高血圧症のためいろいろやりましたが、結局アムロジン錠で160/90mmHgが110/75mmHg(平均値)に低下したのでサプリメントよりもお医者さんにかかってお薬もらったほうが良いと考えています。
はりで血圧は下がるの?
はい、下がります。でもすぐ戻ります。つまり継続施術をすることで交感神経の緊張を緩和することで安定します。
しかし、はりに通えない、運動はキライ、お酒やくどい味の食べ物が好き、生活不規則、といった方は血圧高めになってきたらサプリメントを利用せずにお薬飲んだらいいと思います。
なぜサプリメントがはやるのでしょうか
生活習慣を見直せないのは自堕落というわけではありません。仕事や環境のせいでからだとココロに無理をかけている場合もあります。
歯が痛くなればすぐに歯医者に行きますが、血圧は測定しないとわからないし自覚症状もありません。
血圧のせいで頭痛がしたり胸が苦しくなるなどの自覚症状が出たとしたら、それは高血圧性脳症や高血圧性心臓病の可能性があるのでヤバい状態です。場合によっては救急車のお世話になるかもしれません。
いそがしくて治療する時間が取れない、運動する暇がない、お付き合いで深夜までお酒を飲まなければならないなど、やっぱりサプリメントでしばらく何とかならないか、仕事がひと段落して病院に行く時間が取れるようになるまでのつなぎとして利用するのではないでしょうか。
病院は3時間待って(最近はそんなにかからないかも)3分で診断してくれ、処方箋で1か月分お薬出してもらえます。
これまであったヤバいサプリメントのおはなし
妊活のために飲んでいた葉酸サプリで好酸球増多症になって足がパンパンに腫れました。
痩せる漢方系のサプリメントを服用して痩せたんですが、肝機能障害の体重減少をきたした事例がありました。
しみを取る漢方系のサプリメントでは白い肌が黒くなって、確かにシミは目立たなくなりました。
骨を強くするカルシウム系のサプリメントでは過剰服用や体質的に合わなかったせいで腎結石ができました。
ビタミン系のサプリメントでは下痢などの消化肝障害が。
男性が元気になろうとして亜鉛を摂取したら胃痛が起きました。
ひざの痛みにコンドロイチンとグルコサミン。医師に報告したらそんなもの飲んでも効かない、う〇こにしかならないと言われました。
とまあ、いろんなお話がありますが、上手に利用することで生活の質を上げることができるのが、サプリメントです。
何に注意すればいいの?
まず、情報を集めましょう。メーカーが謳っている文言だけを信用するのではなく、内閣府の食品安全委員会が公表している健康被害事例などの情報を調べましょう。
また、インターネット上には効いた話のほかにネガティブな効かなかった情報も上がっています。
飲みたいサプリメント製品名と「クチコミ」などの文字を検索するとすでに利用された方々の経験談を読むことができます。
そのうえで、利用してみようと思ったらまずは3か月。飲み始めて下痢などの不調が出るようであれば中止し、何事もなければ3か月続けてみましょう。
鍼灸でも1クールを3か月とすることが多いです。それは一般的に細胞が入れ替わる期間が3か月と言われているからです。
3か月利用してみて効果が認められれば続ければいいし、パッとしなければ中止も考えたらどうでしょうか。別の製品にチェンジする手もあります。
記録を取っておきましょう。
おわりに
サプリメントに限らず運動、栄養管理、生活支援、スマホなどIT化で健康を維持していく産業をヘルスケア産業と言います。
国内2013年時点で16兆円規模のマーケットだったものが2020年には26兆円、2030年には37兆円に拡大すると試算されています。
参考資料
健康寿命の延伸は国の重要な政策課題です。サプリメントをはじめいろいろなサービスがある中で賢く選択して楽しく暮らして行きたいものです。