分筆登記のコンクリート杭設置
7月上旬に注文しておいたトプコンの2周波GNSS受信機が手元に届きそうです。今まではGPS衛星を利用したネットワーク型RTK 測量活用していましたがGPS 以外のGNSS も利用できるようになり、測量の効率化が可能となります。
今回はGPS衛星、GLONASS衛星のみの対応ですが今までより観測できる場所と時間帯が広がりそうで土地や建物の登記に幅広く利用できるので期待しています。
従来型に多い土地の形状を確認するけれども位置については記録されなかった法務局へ登記されている面積計算だけが記録された地積測量図にたいして世界測地系という新しい位置データで記録することができるようになります。
境界が不明確になったために土地所有者様から境界確認の依頼があった事例では、境界確認作業を行うとともにそれまで法務局で公示されていたcm単位で三角形の面積を求める方法により作成された地積測量図を閉鎖して現在の標準である世界測地系で表示した地積測量図を公示するために「地積更正登記」を申請して対応しました。このことにより万が一大きな地震などがあったとしてももともとの境界位置については迅速に復元が可能となりました。
建築事務所から家を建てる前の現況測量の依頼や道路後退杭の設置のための測量依頼も多いのですが、近隣の構造物に頼っただけで位置の判断をしたと思われる場所では法務局に備え付けられた地図の位置と違う思わぬ位置に建物が建築されていた事例もあります。ネットワーク型RTK-GNSSの活用により建物の位置の判断もより正確になります。
建物表題登記や表題変更登記、場合も建物の位置データをジェノバのネットワーク型の補正データ(仮想点方式)配信への接続もAUの3G回線から普段使っているiPhoneのLTE回線で接続できるようになるので、より高速になり使いやすくなりそうです。