新年のごあいさつ ― 今年も「安心できる測量」をお届けします

疋田敬之

疋田敬之

テーマ:土地 建物 測量 相続

あけましておめでとうございます。
今年も皆さまにとって、穏やかであたたかい一年になりますよう心よりお祈り申し上げます。
土地や建物のことは、普段の暮らしではあまり意識しないものですが、
いざという時には「正しく測ってあること」がとても大切になります。
本年も、皆さまが安心して暮らせるよう、丁寧で確かな測量を続けてまいります。

■ 正確な測量は、しっかりした基準点から
測量の土台になるのが「基準点」です。
これがきちんとしていないと、どんなに丁寧に測っても、後から同じ位置に戻れません。
そのため、現場の状況に合わせて次のような観測方法を使い分けています。
• スタティック観測
時間をかけて、ゆっくり確実に測る方法。
• 短縮スタティック観測
時間が限られた現場でも、必要な精度を保てる方法。
• ネットワーク型RTK観測(直接法)
スピーディーで実用的な観測ができる方法。
• ネットワーク型RTK観測(単点観測)
現地の基準点と照合し、登記申請方式にも対応できる方法。
どの方法も、
「その現場にとって一番確かなやり方を選ぶ」ことを基本方針としています。

■ 世界測地系座標を基本とする ― 将来の安心のために
測量には、その場だけで使う「任意座標」というものがあります。
便利に見えますが、後から同じ位置を再現できないため、将来のトラブルにつながることがあります。
そこで私たちは、
世界測地系2024(JGD2024)という公共の座標を基本とする方針を大切にしています。
この座標で測っておけば、
何年経っても、誰が見ても、同じ位置をきちんと復元できます。
これは、依頼者の方にとって大きな安心につながります。

■ 当事務所では新しい技術も導入しています
当事務所では、現地の状況をより分かりやすくお伝えするために、3D測量による現場観測を行っています。
これはLiDAR SLAM という技術を使い、現地の様子を立体的に記録でき、まるで現場にいるように状況を確認できる技術です。
草木で隠れた場所や建物の陰になって見えにくい部分も、3Dで分かりやすく可視化でき、
依頼者の方への説明資料としても大変役立っています。
もちろん、境界確定や登記測量といった“法的な成果”は、従来どおり公共座標に基づく厳密な測量で行います。
LiDAR SLAM は、あくまで 現況の理解を深めるための補助データとして活用しています。

■ お正月に増えるご相談 ― 未登記建物と相続
お正月は家族が集まる時期。
その場で話題に上がりやすいのが、未登記の建物や相続のことです。
• 昔の離れが未登記のまま
• 納屋や車庫の扱いが曖昧
• 境界がはっきりしない
• 相続の話がなかなか進まない
こうしたお悩みは、
「正しく測ってあるかどうか」 で解決のしやすさが大きく変わります。
特に、昔の図面が曖昧だったり、復元できない座標で作られていたりすると、
相続人同士が納得できず、話が進まないこともあります。
だからこそ、
公共座標でしっかり測った図面と、3Dで現況を可視化した資料は、
相続トラブルの予防にもつながります。

■ 技術は、暮らしを守るためにある
測量は専門的な仕事ですが、目的はとてもシンプルです。
「依頼者の方が安心できること」
これがすべてです。
正しい基準点、復元できる座標、そして分かりやすい現況の可視化。
こうした積み重ねが、皆さまの土地や建物を、将来にわたって守ります。
本年も、確かな技術と誠実な姿勢で、
皆さまの暮らしを支える測量と登記を続けてまいります。
どうぞよろしくお願い申し上げます。

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疋田敬之
専門家

疋田敬之(土地家屋調査士)

土地家屋調査士 疋田敬之事務所

衛星及び電子基準点を使用したネットワーク型RTK-GNSS測量で引照点観測をした世界座標による地積測量図を作成することにより何世代を経過しても安心して境界杭を維持管理できるデータを提供します

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