実例紹介:精米施設ともみ殻タンクを一体で登記
正月は、不思議と“整える”という言葉が似合う時期です。
家を整え、気持ちを整え、仕事の段取りを整えます。
しかし、社会の基盤である“土地の位置”が整っていないことを、どれだけの人が意識しているでしょうか。
公共座標とは、現実世界と図面を一対一で結びつけるための唯一の言語です。
これが整っている社会は、見えないところで驚くほど強くなります。
そして、みちびきの打ち上げも、任意座標から世界測地系へ移り変わっていく時代の象徴です。
日本の測位環境そのものが、曖昧さから精度へ、過去から未来へと舵を切っています。
■ 公共座標がもたらす三つの社会的利益です
① トラブルの予防になります
境界トラブルの多くは、
「図面はこうだが、現地は違う」
という“ねじれ”から生まれます。
公共座標はこのねじれを根本から断ちます。
図面と現地が一致する社会では、
争いが起きる前に消えていきます。
年始に「今年こそ平穏に」と願うなら、
公共座標はその願いを支える土台になります。
② 公共事業の効率化につながります
道路、上下水道、通信、災害対策。
これらはすべて“位置”が正しくなければ成り立ちません。
公共座標が整った社会では、
• 設計が速くなり
• 工事が正確になり
• 無駄なやり直しが減ります
つまり、税金の無駄が減ります。
正月に「今年こそ行政はしっかりしてほしい」と思う人ほど、
公共座標の恩恵を受けていることに気づいていません。
③ 社会全体の“信用”が上がります
土地の位置が曖昧な社会は、
どれだけ立派な建物が建っても、
どれだけ最新の技術を導入しても、
根っこが揺らいでしまいます。
公共座標は、
社会の信用を静かに底上げするインフラです。
境界が明確であることは、
所有の安心につながり、
投資の安心につながり、
地域の未来につながります。
正月に「今年は良い年に」と願うなら、
その“良い年”を支えているのが公共座標です。
■ 任意座標から公共座標へ
任意座標は、形だけあって公共座標上の場所がありません。
過去の曖昧さを延命するための仕組みであり、
未来に何も残しません。
公共座標は、
未来に向けて社会を整えるための仕組みです。
■ 結び:今年こそ、位置を整える年にしたいものです
家を整え、心を整え、仕事を整えるように、
社会の“位置”も整えるべき時期に来ています。
公共座標とは、
ただの技術ではなく、
社会を静かに強くするためのインフラの基礎です。



