短縮スタティック観測の有効性

疋田敬之

疋田敬之

テーマ:土地 建物 測量 相続

短縮スタティック網図
背景

従来、基準点設置においては長時間のスタティック観測が一般的でした。しかし、現場の効率化や即応性が求められる中で、短縮スタティック観測の有効性が注目されています。

実施概要

観測方法: 1秒エポックデータによる40分間の観測(購入前提)

比較対象: 電子基準点の30秒エポックデータ解析結果

差異: 座標の差はわずか5mm

検証結果

電子基準点解析との比較において、座標差は5mm程度に収まり、実用上問題のない精度を確認。

NW型RTK観測との比較でも差異は認められず、短縮スタティック観測の信頼性が裏付けられた。

有効性

効率性: 従来の長時間観測に比べ、現場作業時間を大幅に短縮可能。

精度: 電子基準点やRTK観測と同等の精度を確保。

柔軟性: 現場状況に応じて迅速に基準点設置が可能。

対応範囲: 分筆登記や地積更正登記、地図訂正申出、現況測量にも基準点と整合性を保った測量に対応。

今後の展望

短縮スタティック観測は、地域に根ざした基準点設置や迅速な測量対応において大きな可能性を持っています。特に、GNSS技術の進展や解析ソフトの高度化により、さらなる精度向上と作業効率化が期待されます。

疋田土地家屋調査士事務所のご案内

疋田土地家屋調査士事務所は、地域に密着した信頼の測量サービスを提供しております。分筆登記、地積更正登記、地図訂正申出、現況測量など幅広い業務に対応し、基準点との整合性を重視した正確な測量を実施しています。

迅速かつ丁寧な対応で、お客様の資産保全と安心を第一に考えたサービスを心がけております。測量に関するご相談やご依頼は、ぜひ疋田土地家屋調査士事務所へお任せください。

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疋田敬之(土地家屋調査士)

土地家屋調査士 疋田敬之事務所

衛星及び電子基準点を使用したネットワーク型RTK-GNSS測量で引照点観測をした世界座標による地積測量図を作成することにより何世代を経過しても安心して境界杭を維持管理できるデータを提供します

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