GNSS測量の精度比較:NW型RTKとスタティック法の違いとは?境界確定測量に必要な精度を解説
【技術情報】測地成果2024対応と座標法の重要性
2024年から法務局をはじめ、国土交通省でも推奨されている「測地成果2024(JGD2024)」。
登記申請や地積測量図作成においては、これに基づく座標法での図面作成が原則となっています。
■ 測地成果2024と任意座標の違い(図解)
下図は、測地成果2024に基づく公共座標系と、従来使われていた任意座標系の違いを模式的に表したものです。

青い軸は公共基準点に基づくJGD2024(世界測地系)で、全国どこでも再現可能な座標系です。
一方、グレーの軸は現場で便宜的に設定された「任意座標」で、位置の再現性がなく整合性に欠けます。
■ 当事務所の対応
疋田土地家屋調査士事務所では、以下のような体制で測地成果2024に対応しております:
・GNSS測量(NW型・スタティック)での世界測地系座標取得
・地積測量図、現況図、筆界確認図等はすべて座標法により作成
・将来の登記申請、境界確認、再利用に対応可能な図面構成
・Trend-PointやTwinmotionを活用した3D図面・可視化資料の提供
これにより、測量成果の正確性、図面の信頼性、そして登記制度への適合性を高いレベルで実現しています。
・GNSS機材として、BizStation社製のドロガー(Drogger)を利用しており、高精度な観測によってコストパフォーマンスの高い測量を実現しています。
詳細やご相談はお気軽にお問い合わせください。



