2020年が終わる
近日来演
桂米朝さんの追悼番組で、「地獄八景亡者戯」をみた。
三途の河までの賑やかな道行…、渡し賃をめぐるやりとり…、賽の河原に並ぶ店々や芝居小屋に寄席…
引き込まれて、笑いながら、父もこんな風に「あの世」への道中をわやわやと行ったんかなぁ…なんて、思った。
「桂米朝 近日来演」の貼紙をみて、心待ちにしていたかもしれない。
入院中、父は落語のカセットを聴いていた。彼の亡くなったお父さんも落語好きで、たくさんもってはった古い落語のカセットを貸してもらっていたのだ。
ラジカセと一緒に病院から持って帰ったカセットケースには、「地獄八景亡者戯」とあったので、父が最後に聴いてたのは「これ」やったんや…と思っていた。ずっと。
追悼番組をみてから、改めて、このカセットを聴いてみよと思って、ラジカセを開けた…ら、中身が違うやんっ!
枝雀さんの「代書」でした…
そういえば、車に積んでたCDでも、ケースと中身が違うことがよくあったなぁ。
ほんまにぃ〜
几帳面なんと違うかったっけ?
おもわぬオチがついて、あんまりしんみりせんと済んだ。
明日、一回忌。
早い、な…