2020年が終わる
なかなか書けずにいたテーマがある。
それが、先週の神戸新聞一面に、載っていた。
「認知症受診まで9か月半」という見出しの記事。
(参照http://www.nikkei.com/article/DGXLASDG1603V_W4A910C1CR8000/)
認知症を疑いながらも、医療機関を受診するまでには、平均で9か月半かかっているという。
5年以上というケースもあるという。
認知症の介護に関わる中で、この「受診」というのは、かなりなハードルだと実感している。
もちろん、すんなりと受診を受け入れたり、自ら進んでみてもらおう・・・とされる人もいらっしゃる。
しかし、実際、うちの母の場合も、MRIの画像が撮れてきちんと診断してもらったのは、
5年後ぐらいだったと思う。
この、診断されるまでの5年の日々。
ここが、一番しんどいところだった。
もちろん、その後だって、いろいろ事件や課題、難問が押し寄せてはきたし、
診断されたからといって、画期的な治療があるわけでなし、希望があるわけでもない。
(完治するということを基準にすると)
それでも、はっきりと現実が突き付けられたことで、変わったコトはある。
どんなことでも、受け取ること、向き合うこと、
それに取り組むしか、前に進むことはできないのだ。
母と過ごす中で、仕事で出会うたくさんの方の日常に触れる中で、そう感じている。
長くなるので、一つのテーマとして、書いていきます。
(コラム更新滞っているので、打開もせねば!)