引き受ける
本日訪問のAさん(50代男性、要介護3)
室内移動は車いす。
ベッドは和室にあり、居間との段差の敷居手前で車いすを止め、
手すりを支えてベッドに移る。
なので、離れすぎると移乗ができない。
車いすとベッドの距離は、乗り移ることを中心に考えて、決めた。
しかし、ベッドに腰掛けてする動作というのもいろいろある。
着替え、室内履きの着脱・・・
Aさんは、足が大きいので、ベッドに腰掛けて足をおろすと、足先が敷居からはみ出す。
2cmほどの段差があるため、指先が宙に浮いた状態となり、安定が悪い。
まあこれぐらいのことは仕方がない・・・と思って我慢していたそうだが、
毎日、かなりの時間をかけて行う動作なので、
なんとかなるなら改善したい・・・とのご要望。
私一人では、さすがにベッドの移動はできないので、
改めて訪問することにした。
問題は、どれだけ移動するか。
10cm奥にすると、移乗するのに遠すぎる。
足のはみ出る長さとの兼ね合いで、なんとか8cm~6cmなら、行けるのでは・・・
動かした結果は、また報告します。
Aさんは、ずっと我慢してはったけれど、この数センチというのは、大事なこと。
決して細かいコトではない。
「わざわざ、電話をかけて頼むほどのことではないと思ってたけど
こうして 何か問題がないか、来て、聞いてくれたら話せる・・・」
と言っていただいた。
よかった。