”おとうさん”と呼ぶのが
夏ごろからずっと体調が悪い父。
日常生活に支障をきたすほどではないが、しょっちゅうお腹の調子が悪くなっている。
いつも行く内科での検査や、大腸ガン検診までも受けたが、特に問題はなかったそう。
結論としては、どうやら、ストレスが原因とのこと。
母の介護がストレスになっているのでしょう・・・と言われ、
自分としては、何も苦にはなっていないのに、おかしい・・・と悩んでいる。
そんな話をすると、
結婚して何十年もの間、自分のペースで“きまま”に生活してきた人が、
急にここ何年か母を中心とした生活になって、ストレスが無いわけがないと言われたそう。
頭では、自分が中心になって(娘を頼らず)母の面倒をみることを納得しているが、
体はついてこれていない。受け入れていない。
だから、今、体が反抗しているのだ・・・と。
先週、母が初めてショートステイに3泊4日行ったその3日目の朝に、
私が「あっ、お母さん、今日はまだ帰ってこえへんねんな~、明日やな~」
「静かで、さみしいな~」と言った時に、「へっ???」という顔をしていた。
意地悪く、「さみしくないんや~、ホッとしてるんちゃう?」ときいたら
「そんなことない!!」とムキになっていた。
ストレスだと感じたらアカンと思っていることが、もう十分ストレス。
抑え込んでいる分、体は悲鳴を上げる。
母が居なくて、ホッとしてもいい。
あと何日したら、母がショートに行く・・・と、数えてもいい。
自分が無理しているコトを認めると、居ない時には、思いきり気楽になれる。
今さら、“きまま”な性分が治ることはないのだから・・・だそう。
私もすごく納得した。
「無理はしていない」と思い込むことがストレスなんだと。
介護をすることを受け入れること。
その介護がしんどいなら、素直にしんどいと思うのを受け入れること。
“介護”にあたって、「受け入れる」ということが一番難しく、
誰にも変わってもらえないことだと、以前書いたけれど、
「受け入れる」コトは、こんなに次々と、いろんな姿で現れるのだ・・・と知った。