徘徊対策の現状
暑い、本当に暑い
外に出ると、陽射しに目が眩む・・・という感じ。
汗だくで訪問したお家の玄関先に現れた、おじいさん、或いはおばあさん
(あえてそう呼びます)の恰好に 一瞬たじろぐこと多々あり。
一人ではない、複数のAさん。
おじいさんは、単なるパンツ一丁。
おばあさんは、シミーズ?にズロース?に、前掛け。
抑揚生地?というのか、涼しそうではあるが・・・
ふくよかなお方の場合は、隠すべきところも隠れているのかよくわからない。
まともに顔を上げるのが、ちょっとはばかられるぐらい・・・
そして、首にタオル。あまりに暑いと濡らして巻くそう(てぬぐいの場合もあり)。
部屋の中は扇風機が回っていて、(背の低いレトロなタイプの)
開け放した窓辺には、風鈴がチリンチリンと、いい音を出して揺れている(南部鉄?)
ゴザが敷かれた部屋で、蚊取り線香の豚の入れモノも隅っこにある・・・
遠い昔の懐かしい光景。
暑いけど、クーラーかけたら逆に着るモンに困る・・・
膝やら肩やらあちこち痛なるしな~
朝早よ起きて、涼しい間に用事して、
暑いさなかにバタバタせんかったら、これで十分や~とおっしゃる。
デイサービスから配られている“注意書き”の紙が冷蔵庫に貼ってあって、
熱中症の基本的な注意事項は全部わかっている・・・とのこと。
それでも、スポーツ飲料やらなんやらいうよりも、
暑い時にあんまり冷たいモンは取り過ぎんようにして、
旬の野菜をたくさん食べて、
漬物や塩むすびやらで塩分もしっかり取ってしとったら、
家に来るヘルパーさんらより わしらのほうがよっぽど元気や~と笑ってはる。
“大丈夫”というところを、本当に冷静にきちんと見ておかないといけないけれど
このパワー、こうやって季節きせつをしのいできた、長年の生活に根差した知恵は、
やっぱりすごいと思った。