8000回を目標に
この前のコラムで(参照 http://mbp-japan.com/hyogo/tomo-be/column/28773/)
介護保険とは、「高齢者や家族の負担を社会全体で支え、介護が必要になっても、
住み慣れた地域で、出来る限り自立した生活を送っていただくための制度である。
(参照、「神戸市の介護保険のあらまし」)
と、いうのを書いた。
先日訪問したAさん(68歳女性、要介護2)
2年前にくも膜下出血で倒れ、左半身に少し後遺症が残るものの
持ち前のガッツと地道なリハビリ(含む自主トレ)で めきめき回復され
どうやら、今回の介護保険の更新では、介護度がずいぶん軽くなるようだ・・・とのこと。
ご本人いわく、
私の目標は社会復帰やから、軽くなることはそれだけ回復していることの証明でうれしい。
けど、軽くなったら「~は、利用できません。○回しか使えません・・」と、言われる。
長距離の歩行ができないから、車いすを借りていて、
買い物などはヘルパーさんがついて押してくれる。
人ごみでも、なんとか歩いてみたいけど、「危ないから・・・」と言われて
車いすに乗ったまま。
それが、介護度が軽くなったら、いきなりポイっと放り出されるよう。
体の機能の回復(リハビリ)と、社会生活の回復(リハビリ)が、つながってない。
介護保険でいう自立って、なんなんやろう??
自分は、仕事して、お給料もらって初めて社会人として自立してると思うんやけど
高齢者向けやからか、介護保険は、
ケガせんと、迷惑かけんと、なんとか家での生活ができたら・・・が、
自立なんやとしか思えん・・・・
にっこり笑いながら早口でしゃべりはる、その一言一言が、ビシバシ迫ってくる。
(多少のトゲもからませながら・・・)
実際、要介護から要支援を経て、次に就職に向けての活動・・・となると
居宅介護支援事業所から担当地域のあんしんすこやかセンター、
そして障害者の自立支援・・・と担当するところも変わる。
Aさんの目標が形になっていくその道筋を、はじめからきっちりしっかりトータルに、
誰が把握して、サポートしていくのだろうか
うちらにできることは・・・???
この項も 続きます