腹をくくるということ
母は昨日から2泊3日のショートステイに行っている。
だいたい月に2回ほど1泊2日か2泊3日で利用させてもらっている。
今年の2月に、とうとう布団から起き上がりや立ち上がりがしづらくなって
電動ベッドをレンタルし、ショートステイの利用を申し込んだりしてから
約3か月。
父が腹をくくって、母の介護に全面的に取り組んでから同じく約3か月。
一人で動き回ることは無いので、全く目が離せない・・・という状態ではもうないけれど
朝晩の着替え、ベッドと部屋の移動、就寝起床の介助
日中数回のトイレの介助(手引き歩行でトイレまで行き、服の着脱、着座、始末)
食事の介助(メニューにもよるけれど だいたい前半は自分でお箸で食べる。
その後 飽きたり、気力がそれると、介助で口まで運ぶ)
合間に手を引いて室内を歩いたり、TV をみながら話しかけたり 歌ったり
ウトウトしている間に、家事をして。
日中はホントに べったり、母の側で過ごしてくれている。
ようやく慣れて手際もよくなり、何より「ゆとり」ができて
母をうまく乗せることや、待ってもらうこともできるようになっている。
表現がむつかしいけれど(生意気だけれど)
なんというか、父のキャパシティが広がった・・・という感じ。
「はなから、無理」として、「できない」というところで遠巻きだった位置から、
ずいずいと、母の側に近づいて、
今では母も どうやら私よりあてにしているように感じる。
少しずつではなく、覚悟決めた時から、一気に全面的に参加したというのが
なによりよかったのだと思う。
今では、どっちがする・・・ではなく、
父も私も 相手が次にどうしたいか、何をサポートしてくれたら助かるか・・・が
とてもよくわかるので 連携プレーも素晴らしく、二人いると、母もとても快適そう。
こんなに心強いことはない。
母がショートに行っている間は、もちろんホッとする時間ではあるし
日頃出来ないようないろいろを楽しむ時間にもなっている。
けど、ちょっとさびしい・・・とも思う。
思えるだけの なんだかゆとりが、できている。
父にも、私にも。
キャパシティ・・・いくつになっても、どんな状態でも
広がるものなのだ。