Mybestpro Members

坂部智子プロは神戸新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

介護する、されるが入れ替わって

坂部智子

坂部智子

テーマ:仕事のはなし

福祉用具レンタルのモニタリングが3回目のAさん(80代男性、要支援2)
初回時は、(あまり表現がよくないけれど)奥様がかいがいしく世話を焼いている・・・という印象だった。
2回目・・・少し奥様の言動に気になるところがあった・・・
3回目・・・奥様が介助用の車いすを押せなくなったので返却する・・・とのこと。

Aさんのお体の状態は、よくなってきていることはなく、
むしろ加齢によるゆるやかな進行・・・が明らか・・・というところ。
しかし、すっかり奥様にまかせきって“介護されていた”状況から
「自分がしっかりせな!!」という状況になったとのこと。
とても“シャンっ”として見えた。

そして、とてもたくさんお話ができた。
今までは、私が質問すると、奥様が答える。
で、「ねぇ?」と奥様がご主人に確認すると「ああ」と返事する・・・ということが多かった。
今日は、Aさんが主役。
Aさんからも いろいろお話してくださった。

「気持ちの持ちよう(ありよう)が大事」というようなことが言いたいのではない。
ただ、何らかの原因で、ある日介護が始まって、それがそのままずっと続くのではないということ。
本人の状態も、周りの状況も常に動いている。

要介護5になって5年になるBさんは、介護してくれる家族が4人変わった・・・とおっしゃる。
Bさんより先に亡くなった人、入院した人・・・いろいろ。

サポートに置いて、この時間の流れの中での対応というのは、とても重要だと思う。
しょっちゅう担当者が変わる、事業所が変わるなどなど、そんな心細いことはない。
もちろん、よりよい対応を求めて、利用者側から変えていくというケースもある。
しかし、事業所都合で次々変わる・・・というのも現実。

せめてしっかりと引継ぎができるように。
「情報の共有」の基盤をしっかりと整えておかないといけない。

リンクをコピーしました

Mybestpro Members

坂部智子
専門家

坂部智子

神戸・長田の宅配ショップ ともべぇ

 

坂部智子プロは神戸新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

関連するコラム

プロのおすすめするコラム

コラムテーマ

コラム一覧に戻る

プロのインタビューを読む

介護サービスのプロ

坂部智子プロへの仕事の相談・依頼

仕事の相談・依頼