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坂部智子プロは神戸新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

2年

坂部智子

坂部智子

テーマ:少しまじめに

明日で「ともべぇ」オープン丸2年になります。
本当にたくさんの方に支えていただいたおかげです。
ありがとうございます。

在宅介護の現場の、より近いところで 様々なお客様と出会う中で
私自身、一番心に浮かんだ登場回数が多かったフレーズは、
「なんで?」でした。

いつも言っている「介護に正解は無い」と、「とても個人的なこと」というのを
重々承知の上で、それでも 浮かんでしまうのが、「なんで?」という言葉。

必要な人に必要な商品を、必要な情報を届けるということを
実現するために始めた「ともべぇ」であるけれど
直面した一番大きな問題は、届けるべきものが「なかなか見つからない」こと。

もちろん、知識不足に勉強不足、経験不足と、私のスキルアップで解決できることは
山ほどある。
日々、鍛練、精進するのみである。

が、表現は難しいけれど
知られていないだけで、どこかでは解決されている、その解決策・対応策を見つけ出して、 必要な情報として届けようとしても、
どこに聞いても、その情報が出てこないことがとても多い。

公的な機関では、困っている人がいることは知っているが・・・・であったり、
友の会などでは、個人レベルの工夫でなんとかしのいでいるが解決はしていない・・・であったり、
メーカーなどは、はっきり「無い」だけで終わったり・・・・

見つけた限りの情報を伝えるし、出来る工夫を一緒にするけれど
問題解決というレベルからすると、“未解決”という箱に仕舞われていくものが どんどん溜まってきた。

先日の、在宅酸素療法の「からまるチューブ」もまた然り である・・・
集まった情報は、
・濃縮酸素の機械の置き場所を工夫する(生活動線の中心に持ってくる)
・携帯用ボンベを活用する
・液体酸素を利用する
・動線上の必要な個所にフックをつけて、チューブが床を這うのを極力減らす・・・など

素朴な疑問で、巻き取り式のコード(掃除機や屋外用のホースからの発想)や、
充填の簡易なポータブル式器具など ハード面の解決策がすでにあるのではと思って
聞いてみたけれど、濃縮酸素に関しては、ほぼこの30年間変わっていないとの
お話だった。
(「友の会」の方、お世話になりました)

火気厳禁での取扱や、絶対の安全性が必要なことから なかなか難しいとのこと。
けれど、“絶対の安全性”のもっと手前で、日々の危険にさらされていることは、
“個人のレベル”に押しつけられるのか・・・・と思ってしまう。

(先日大ショックを受けた、下肢の長さが異なる方の補装具靴の話もまた書きますね。)

「なんで?」が積み重なって、「未解決」が溜まっていって、
無力感で固まってしまうことが本当に多い。(正直 へこむ)


素朴な疑問をちゃんと声に出すこと
こんなもんと あきらめないこと
つないでいくこと

これからも そこをしっかりと取り組んでいきます。

しっかり日銭を稼ぐことも、です(下世話な表現ですみません 笑)

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神戸・長田の宅配ショップ ともべぇ

 

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