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エアマット

坂部智子

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テーマ:福祉用具のこと

今朝訪問した、地元長田のお客様。
震災ニュースを見ながら、「停電が長引いたら このエアマットどうなるの?」と
早速に聞かれた。

「停電時には、少しずつ空気が漏れるので
(原始的な方法だが)送風チューブを折り曲げて、クリップなどで留めて下さい」と
今回改めて確認した方法を伝えた。

ちょうど エアマットのメーカー(㈱ケープ)から
「エアマットの停電時対処法について」というFAXが“お得意先各位”で届いた。

参考までに、(FAXなので添付でなく)ここに転記します。


“「エアマットの停電時対処法について」

停電時にはエアマットレスから空気が少しずつ漏れだすため、時間の経過とともに
底づき現象が発生します。
短時間でも床ずれの発生や悪化することもありますので、下記の応急対応をお願いします。

なお、機種によりまして対応方法が異なります。また、ご利用者さまの状態(体重・可動性・
体位など)やエアマットの動作状態により底付きまでの時間は大きく異なりますので
ご注意ください。

■ビッグセルEx,トライセル、アクティの場合
停電時は、エアマットレスからの空気の漏出を防ぐため、送風チューブをポンプから外さずに、
送風チューブの途中を折り曲げてクリップや輪ゴムなどでしっかりと留めた状態にして
ご使用いただくことをお勧めします。

電力復旧後には、初期設定に戻りますので、送風チューブのクリップや輪ゴムを外し、
電源の確認、体重設定やモード設定などを再度設定してください。

■ネクサスの場合(災害対策機能付き)
停電時には、ベースマット部のエア抜けを自動的に防止します。(約1週間程度)
電力復旧後には、初期設定に戻りますので、
電源の確認、体重設定やモード設定などを再度設定してください。“


との内容でした。

被災地に近いところほど、この情報も届かない状況だと思うけれど
製造メーカーが、すぐに情報発信してくれたことは、
本当にありがたいし、心強い。

ここの、目の前のお客様の不安に対応すること。
それがまず、何よりの「今ここでできること」だと思った。

上述の「ネクサス」のように“災害対策機能付き”のエアマットというのは、
実際まだ少ない。
モルテンの「グランデ」という商品には 付いている。
停電からの復帰後も、設定していた条件に戻るので再設定の必要がない。

エアマットを選定する時に、振り返ってみても、ソコを重視して選んだことは無かった。

その時その時で 優先することは異なるけれど
説明時に意識することが、確実に増えた。

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