ふりかえって その2
昨日のお昼間に、メールが届いた。
薔薇の花束を贈って下さる 三田で入院中の“サンタさん”からでした。
(このコラムにも何度か登場している)
「お願いが有るのですが…
桜も満開らしいですが、出来たら桜の写メをお願いしたいのですが、…
見つかれば…で結構ですヨ
病室に閉じこもりで花見が出来ないので
仕事の合間で見つかればで結構ですからネ」
読んで、ハッとなった。
あっちやこっちで、いっぱい いっぱい桜を見ているのに、
「見て~」と パッと送る、それだけのことやのに、
先に言わせてしまって、ごめんなさい。
本当に、待っててくれたんやと思う・・・・
ちょうど生田川沿いを歩いていたので すぐに撮って送った。
返事がすぐ来た。
(腕はあがらないし、握力もほとんどないけど 神業のようにメールを打ちはる)
「早速見事な桜を有り難うです
良くすぐに見つかりましたネ
さすがですネ
有り難う」
ごめんね・・・ホントにごめんなさい。
忘れたり 後回しにしたらあかんのは、こういうこと。
テレビで放映されているような、施設の人がスタッフとお花見散歩に出かけてる・・・
などというのは、決して当り前の光景ではない。
サンタのおじさんは、ベッドから、車いすに乗って病室から出るのは
一年に一度の病棟のバザーの時だけという。
言ってもしょうがない と笑うおじさん。
いつもいつもやりきれない想いになっていたのに、私も こんなモンやった・・・
忘れたらあかんのは、こういう自分やと いうこと。