食欲と睡眠
“イエナリエ”というらしい。
(知らなかった。昨日の新聞で知った。すごいネーミング!)
近所でも ここ数年の間にどんどん大がかりに きらびやかになっているお家がある。
夜の散歩の観光名所となっている。
あまりにすごいと 引くけれど、でも冬場は灯りがあることは とってもうれしい。
入院した年のクリスマス、
当時の須磨日赤病院の周りは、まだまだ狸がでそうなほど(ウソ)うっそうとしていて、
外泊も外出もできず、初めて病院でのクリスマスを迎える気持ちは、とてもさびしかった。
2階の窓際のベッドだった。
クリスマスの何日か前の夜、窓から 赤や黄色の電球がチラチラしている木が目に入った。
ご近所のお庭の木が クリスマスツリーのように飾られていた。
(おそらく、そのお家の中からは あまり見えない位置とも思える木に・・・)
それから、毎晩、暗くなるのが楽しみになった。
クリスマスの晩は病室の人達と一緒に窓から見た。
幸せな 灯りのまたたき。
そのお家が、毎年、病院から見えたらいいなあと 家族で飾りつけて下さっていたというのを知った。
(年末に隣のベッドに入院してきた人が、実はそのお家の奥さんだった。)
本当に、素敵なプレゼントをもらった。
暖かい心の一杯詰まった素敵なプレゼント。
何年たっても あの煌めきは忘れない。
想いを形にするということ。
そんな風に 心に灯せたら いいな。