バリアフリー展2013 新商品ご案内 ベッドマット編
前回書いた、私が使ってた引っかけ式のスプーンやフォークは、その後
シリコン製のやチューブ巻きつけ式のやらいろいろ材質が
工夫された商品が登場しました。
ここ15年ぐらいで 福祉用具はずいぶん増えたし、進化しています。
15年以上前の 退院時に 家の中をどうやって移動するかは
重要問題でした。
廊下はせまいし、直角に曲がらないと、トイレには行けないし、
入院中に病院でつくった自走式車いすを家で使うのは 無理でした。
そこで、お風呂にもそのまま行けるようにと考えて、
小学校の椅子の形で
(座面に少し隙間があるのでお湯が流れる)、
背もたれが後頭部まで垂直に長くあり(自分で首が支えられなったので)、
足にキャスターがついたヒノキの椅子をつくってもらいました。
(体重が軽かったので、小さなキャスターでも動いた)
事務用のキャスター付きの椅子でもいいかと思ったけれど、
椅子自体が回転したり、安定が悪いものは 押してもらって動くときに
体を支えるのに(自分では支えきれないけど気持ち的にも)不安定で、
怖いのと 背中や腰に負担がかかりました。
場所はとらないし、濡れてもすぐ乾くし、いいとこづくし。
私がベッドにいるときは、母がそばで ずっとその椅子に座っていたなあ。
お世話になりました。
(元気になるにつれて、出番がなくなり、服掛けになり、植木置きになり、
最終的に焚きつけにされて 役目を終えました。)