昭和のくらし展
本屋さんに 近づかずの3週間。
本が増えないのは 家の本箱にとっては、いいことのよう。
私は、字を読むの「だけ」は早かったと、母に聞かされていた。
(時計は小学校に入るぐらいまで わからなかったけど、3歳で本を読んでいた記憶がある。
お隣のお姉ちゃんの学校ごっこで、兄と一緒にしこまれた。)
大人に本の読み聞かせをしてもらった覚えが ほとんどない。
「自分で読みなさい!」だった。
幼稚園で、先生がみんなに本を読んでくれる時間がとても楽しみだった。
「ながいながいペンギンの話」が大好きだった。
毎日少しづつしか進まなくて、本当にながいながい話だと思っていた。
先生が読んでくれる言葉や声から、風の音や 寒さや 空の色が 感じられた。
紙芝居やテレビアニメも大好きだったけど、いくらでも勝手に想像ができる本の世界が とてもおもしろいと思った。
(そのころからが原点の「妄想女」です・・・・)
知ってるお話でも、読む人によって、全然ちがう。
浮かぶ映像が 変わる。
「本を読んで」って 頼んでみよかな。
坂部 智子