シルバーカー

「シルバーカー」と聞いて　どれぐらいの方が「あ～　あれか」と実物を思い浮かべられるでしょうか

介護関連の様々な現場でも、「手押し車」やら「歩行補助車」などと言われています。

「シルバーカーとは」と入力したら
「歩行に不自由を感じる高齢者のための歩行補助車。
手押しの四輪車で、買い物に便利な袋やバッグが取り付けられている。
疲れたときには座って休憩できる座面付きのタイプもある。」
などと出てきました。

イメージできましたでしょうか

一昔前は　いかにも乳母車ふうのが主流でした。
女性が使うものというイメージが強くて男性の方々が敬遠されてもいました。
今でも主流は女性向けですが　かなり種類も機能も増えています。

数年前からの　若年～壮年層の「キャリーバッグ」の横行に乗じてか、
かなり高齢になっても　ひっぱるタイプの「ショッピングキャリー」やら　正々堂々の「キャリーバッグ」を
ご愛用の方が多いです。

「引っ張る」から「押す」へのチェンジは　ある意味　何かを受け入れる最初の扉かもしれない　
と　以前　お客様が言われていました。
その気持ち　すごくわかります。

けれど　実際、「引っ張る」時にかかる体への負担と「押す」ことでの楽さは　比べるまでもないほど歴然です。

使うのにかなり躊躇があるけど　使うと便利で　体にも優しい　という「福祉用具」の代表選手が「シルバーカー」かもしれません。

その方の身体特徴、歩行動作、安全性、活用性などだけでなく、
信条や生活スタイルまで踏まえての選定が必要な商品だと思っています。

近所の人が使っててよさそう　だとか　カタログショッピングなど　見た目だけでは絶対に選ばないでほしいです。

長くなるので　また「続き」で。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　坂部　智子