家族の気持ちに寄り添った、悔いのない「ペットのお見送り」をかなえる（1/3）

収骨まで執り行う個別火葬や、いつでも会いに行ける納骨堂など、「エンディング」をサポート

　「大切な家族の一員であるペットとのお別れのとき、人間と同じように手厚く見送りたいという飼い主さまの気持ちに寄り添います」
　そう力を込めるのは、「アドーブ・オブ・セイント」代表の横田智さん。姫路市で、ペットのトータルサポートを行う「しっぽのあしあと」を運営しています。ペット火葬や供養など最期に寄り添う「エンディングサポート」と、ペットとの快適な暮らしを提案する「エンジョイライフサポート」の2本柱で事業を展開しています。

　「ペットが亡くなる喪失感はとても大きく、ペットロスに陥る人は多いでしょう。自治体が行うペットの火葬では、個別の火葬や収骨が制限される場合もあります。悔いのないお見送りの形をかなえ、ペットロスをできる限り和らげることを目指しています」

　横田さんのもとでは、個別火葬を執り行い、家族の立ち会いやお骨上げもできます。においや煙が出にくい専用の火葬車で、出張訪問にも応じます。
　「お骨上げを終えた方からは、『きちんと送り出せて、よかった』とよく言っていただきます。姫路市内のお寺と提携し、住職による読経供養にも対応しています」

　施設内に約1000区画の納骨堂も設け、グループ利用ができるプランなど、使いやすい料金設定を心掛けました。
　「室内なので、天候を気にせず、好きなときにいつでも会いに来ていただけます。悲しみに暮れるばかりではなく、前に進んでほしいとの願いを込め、ドッグランをオープンさせる計画も。新たに迎えたワンちゃんを遊んだり、ペット好きな方同士で交流したり、明るい気分で来てほしいですね」

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【次ページ】自身の経験を原点に、ペットロスの緩和を重視した細やかなサービスを追求

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