地域情報誌に
今年の春、当浄苑にて建立された斬新なデザイン墓です。
ご遺族が簡単なイラストを持って来られ、それを打ち合わせを積み重ねながら、
形にしていきました。
石版の「お~よっしゃよっしゃ」は亡くなったご主人の口癖だったそうです。
お酒がお好きだったようで晩酌しながら、大らかに「お~よっしゃよっしゃ」と仰っていたとの事。
残された奥様とご家族の想いがこもります。
そこにはご主人の生きた証しが確かにありました。
ご家族様皆、とても満足されたご様子でした。
最近の風潮として、自分の死後を自分自身で心配し過ぎる傾向があるような気がしてなりません。
本来、葬儀もお墓も残された人達が考えることだったはず。
自分自身でそれを考えたら残していく家族に負担をかけまい、と考えるのが普通だと思うので、
ついつい「自分の死後なんてなんでもいい。」となる。
そうすると残された家族はこんな風に見送りたいと思っても出来なくて、
逆に残された家族が困るかも知れないのです。
ま、ヘソクリの場所ぐらいは言い残して逝くとしても、
それ以外は残された者たちに任せて、安心して死んでいきゃいいのではないでしょうか?
後のことを安心して託せるよう、それまでの事に力を入れるべきではないでしょうか?
ご遺族が亡くなった家族を思い、一生懸命お墓の事をやっているお姿を見て、そんな事を思いました。