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洗面・浴室リニューアル その3

森本薫樹

森本薫樹

テーマ:洗面・浴室リニューアル(在来工法)


またまた更新が遅れてしまいました…

FB上ではすでに完成写真をUP済みの物件です。
前回のアスファルト防水後、再度左官屋さんにて保護モルタル(防水層を傷つけないため)を施工しました。

現在ガラスを取り付けるためのステンレス製「ガラス溝」を溶接しているところです。


新しい浴槽が据わりました。

今回はINAX(これからはリクシル?)製の人造大理石「シャイントーン浴槽」を採用しました。
最小の1,100サイズながら、浴槽内手すりやプッシュ式の排水ボタンが装備された優れモノです。

決して広いとはいえない浴室に、ジャストサイズの浴槽を入れました。(あー入ってよかったー)


浴槽が入ると左官屋さんによるタイル下地を行い、いよいよ仕上げのタイル貼りです。
事前に計画したタイル割り(半端なサイズのタイルが入らないよう割り付けること)を基準に貼っていきます。

浴槽と同じ色調で淡いグリーンが美しいタイルです。
こちらもINAX製(衛生器具も作ればタイルも作るのです)の「ミスティネオ釉地紋」の300角タイルです。


壁が終わると今度は床のタイル貼りです。
浴室の床は水勾配が必要ですので、モルタルを練って勾配調整しながら貼っていきます。

ようやく仕上がりの形が見えてきました。


タイルが貼り終わると、最後に目地を入れていきます。
目地はすき間に詰めていくのではなく、タイル全面に塗ったあとタイル面だけを拭き取っていくのです。


ということで、いきなり完成です。

強化ガラスや洗面化粧台の取り付けなど色々ありましたが、ここでは省略します。(ハショリすぎm(__)m)
黄色のパイプの正体は手すり兼ペーパーホルダーの取り付け用でした。(黄色は養生カバーです)


洗面化粧台はTOTOの最上位グレード「システム・J」シリーズです。
総幅2m×高さ2.25mに及ぶコの字型のオーダー洗面化粧台です。(大きすぎて全体が写りません)

足元には温風ヒーターを埋め込みました。
巾木の中にスッキリおさまるスリムタイプの温風機、その名も「スリムレディー」。


床にはINAXの浴室用サーモタイルを採用しました。
タイル内部に気泡を入れることで熱伝導率を小さくした製品で、裸足でも冷たくありません。

洗面室との段差(水返し)も最小の2㎝とし、ガラス面の水滴も浴室側へ流れるようになっています。

工事中は他にもいろいろなトラブルに見舞われたのですが、なんとか工程通り完成することができました。
それにしても「在来工法」の浴室リフォームの難しさを改めて実感した、今回のリフォームでした。

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森本薫樹
専門家

森本薫樹(一級建築士)

株式会社リフォーム計画室

間取りや内装リフォームの他、住まいの耐震性や耐久性、断熱性など建物の基本的な性能を高めることで耐久年数を上げたり資産価値向上にも尽力。既存住宅の活用していくために依頼主の声から問題の解決を目指します。

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