店舗サイン(看板)工事1
甲南山手で進行中の店舗改装工事で、カフェスペースの床材に使用予定の足場板(古材)を見に来ました。
東条湖ランドの近くにある建設仮設資材のリース屋さんの資材倉庫です。
あいにくの雨模様でしたが、傘をさすまでもなく受付けを済ませます。
中へ入るとあまりの敷地の広さと、山のように積み上げられた資材の量にビックリしてしまいました。
資材倉庫はこれまでに何度も見たことがありますが、これだけのスケールは初めてです。
これだけのストックがあるのは対応能力が素晴らしいのか、それとも現場の数が減っているのか…?
係りの人に案内してもらい、ようやくお目当ての足場板を見ることができました。
新品と違い建設現場で実際に足場材として使われていたもので、何度も使ううちに消耗して足場材としての基準を満たさなくなったものを、「C級品」として足場の下などに引く「敷板」として転用されることになります。
杉の足場板は仮設資材として大量生産されることから価格が安く、近年は仕上げ材のコストダウンのため、店舗の内装や住宅のデッキ材などに使用されることが増えてきました。
新品の板は十分に乾燥していないことが多く、張った後に乾燥収縮による反りなどが出てしまいます。
その点古材はすでに乾燥しきっていますので、後から変形することはほとんどありません。
また新品の約半分の価格で手に入りますので、傷や汚れを気にしない用途で使う場合はとてもお得です。
最近は足場板にも「ビンテージ品」があり、あえて中古の古材を手入れして販売するところも出てきました。
リース屋さんのC級品は程度も良く、内装材としても使用できそうな品物でした。
オーナー様も初めて現物を見て納得され、この材料を床材として採用することに決まりました。
たくさんある中から程度の良さそうなものを選んで、係りの人に売約済みの札を付けてもらいます。
これで一安心。
後日、現場に50枚の足場板が運ばれてくることになります。
「見た目だけで満足していませんか…?」
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