紅葉の彩りを作品に
8月25日にパンダクラブの皆様がポトフクラブの室内ボディーペインティング体験にお越しくださいました。
筆や画用紙も用意して其々のペースでペインティングを楽しんでいただく趣旨での開催です。
筆を持ち、好みの色を選んで紙に書く事から始まり、スタンピング、フィンガーペインティング、ボディーペインティングへと徐々に絵の具の感触を楽しめるようにとプログラムした中で、初めは興味があっても少し手についただけで何度も洗いに行っていたのが最後には全身タイツかと思うくらい絵の具に馴染んで楽しんでいたり、自分につくのは嫌だけど、お友達のつけてその反応を楽しむのが楽しいコミュニケーションとしてのペインティングや、ペディキュアやマネキュア等、ママの真似をして塗っているうちにその範囲がどんどん広がっていったり、お友達の様子を見ていることが楽しかったりと様々な表情の中、あとには残らない時間とともに変化していく素敵な作品が次々と生まれていました。
子どものペインティングはまさにアクティブペインティング。
作品と一体となり作り上げられていきます。
客観的に絵を描くには物体を造形的に捉えたり、体験を思い返し、イメージを再構築していく能力と、画材を扱う技術力が必要です。
いうなれば「さぁ、これから描くぞ。」という【経験を元に未来に向かう描画】といった感じでしょうか?
しかし、2歳ぐらいまでの子どもを見ていると、「偶然に行動した結果」「感触を楽しんだ結果」「感情をぶつけた結果」絵として作品が出来上がる、【結果としての過去の描画】【現在進行形の描画】だと感じます。
大人の「○○描いたのね」「△△みたいね」という言葉がけから「描く」という概念が生まれてくるのでしょう。
いずれにせよ描く原動力となるのは「描きたい」という気持ち。
その気持ちを引き出せる環境をまわりが作っていけると良いですね。