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子どもにあった画材とは?

松田美穂

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ご家庭や子どもたちに馴染みのある画材といえば、鉛筆、クレヨン、絵の具、色鉛筆、水彩ペン、油性ペン、ボールペン・・・こういったものを思い浮かべる方も多いはず。

そんな画材の中で子どもたちが使うのに適したものを選ぶとしたら何を選べばよいのでしょうか?

口に入れても害のないもの?
折れにくいもの?
発色が簡単なもの?
持ちやすい形のもの?
細かく描けるもの?
水などで簡単に落ちるもの?。
水に濡れても落ちにくいもの?

ほかにも条件はたくさんあるでしょう。
画材を与える時には、どの条件を選ぶかが重要になってきます。

例えば
「折れにくいもの」を条件に選ぶ場合は画面への画材の角度と筆圧が調整しきれていなかったり、打ち付けるように描くことがわかっている時でしょう。
「発色が簡単なもの」は筆圧の弱い子どもにとっては画面へ楽に軌跡を残せることにつながりますね。
「持ちやすい形のもの」はまだ手指の機能発達が未熟な子どもが腕全体を使って描くのに適しているかもしれません。
「細かく描けるもの」は、「描き込む」楽しさを味わうのには必要な条件でしょう。
「水で簡単に落とせるもの」は床や服が汚れないようにという、大人側の条件かもしれません。
「水に濡れても落ちにくいもの」は油性クレヨンと水彩絵の具で行うはじき絵技法など、描く目的によるものかもしれません。また、汗やヨダレ等で塗料が滲むのを避けるために選ばれるのかもしれません。
乳児さんなど、まだ「口に入れない」という約束ができない場合、「口に入れても害のないもの」を選ぶのが優先かもしれません。

しかし、そんな乳児さんであっても、「口に入れない」ように周りが上手く留意していけばその条件は必要ないかもしれません。
その上で、画材を使う目的を考えて選ぶのも良いかもしれませんね。

因みに、小学生以上の子どもたちは手の汚れないペンタイプのもので描きたがる好む傾向もあるようです。学校で鉛筆を使うことに慣れていたり、普段からイラストや漫画を描く機会が多いからかもしれません。多分、お手軽なのでしょうね。
なので、準備や後片付けに時間がかかる水彩画や油絵となるとめんどくさいと感じる反面、特別感があるようです。


シュトックマー社の透明水彩絵の具


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