マイベストプロ神戸

コラム

モーションに問題がなくても、ショットでエラーが出ることもあります

2019年5月18日 公開 / 2021年3月1日更新

テーマ:引っかけが出る場合

コラムカテゴリ:スクール・習い事

スウィングの分析
飛距離は充分出るけれど、時々引っかけで悩んでいるNさんの場合

Nさんは50代半ば。割と身長の高い、左利きの方です。
飛距離も十分出ますし、お上手なんですが、球に出る引っかけに悩んでおられます。
では解説していきましょう。

1を見ると、体重軸が少し遅れている(赤い線に来ておらず、青い線の所まで)だけで、手首とひじの角度は文句なしです。
しかし、後述しますがこの遅れが引っかけの最大の原因なのです。
2では手首・ひじの角度、さらには手の甲の向きとフェースの向きも完璧です。
しかし、3では赤い線と青い線のズレから手首の角度は保てていますが、手の甲の向きとフェースが一致していません。
これは頭が左に残り過ぎ、これ以上捻転できなくなってしまって起こっています。

4では左手を前(前傾していますから、重力に対しては下)に押しています。
文句のつけようのないダウンスウィングの開始です。
ところが5では、やはり赤い線と青い線のズレでクラブがフラットに下りてきてしまっています。
6では1と比べてリリースが早いのが分かると思います。

7では、手は前に押せている(緑の矢印)のですが、右腰の開きが早いためフラットに入ってきたヘッドがさらに横から叩く形になっています。
そうなると、ヘッドはアウトサイドインに入り、8を見れば分かる通り返りすぎてしまって引っかけになります。8の白い枠で囲った部分の手首は開いているように見えますが、軸が青い線の所で廻っているため実際には外から入ってきているのです。
9では膝のラインが地面と平行であるはずのところ、黄色い線のように傾いています。
またクラブもかなりインサイドに振られているのが分かりますね?

10から12にかけては、軸の傾きが良く分かります。
特に12では体重が左に残りすぎているため、右のかかとが浮いてしまっています。
これらのエラーの主たる原因は、テイクバックで頭が残りすぎていることにあります。
1・2・3の写真を見て頂けば分かる通り、モーションそのものにはエラーは見当たりません。
テイクバックの時に、もう少し左に頭を持ってくるようにすれば、引っかけは収まるはずです。
またこの頭が残ってしまう元々の原因ですが、セットアップ時に腰が垂直方向に落ちることにあります。
俗にいう『ケツが下がっている』状態です。
Nさんはセットアップ時に少し背中を伸ばし、ケツを上げることを心がければ、頭が残りすぎることも減り、引っかけも減少するでしょう。

いかがでしたか?
Nさんのように、モーションは問題ないのにショットではエラーが出ることってありませんか?
もし何かでお悩みになっているのでしたら、是非オーシャンゴルフアカデミーをお訪ねください。
皆さんが自分では分からないエラーの原因を見つけ、修正させていただきます。
まずはお気軽に無料体験レッスンにお越しくださいね。

この記事を書いたプロ

深田洋史

ゴルフレッスン&クラフトのプロ

深田洋史(Craftsman Golf Shop Ocean CLUB)

Share

関連するコラム

コラムのテーマ一覧

深田洋史プロへの
お問い合わせ

マイベストプロを見た
と言うとスムーズです

お電話での
お問い合わせ
078-431-3727

勧誘を目的とした営業行為の上記電話番号によるお問合せはお断りしております。

深田洋史

Craftsman Golf Shop Ocean CLUB

担当深田洋史(ふかだひろふみ)

地図・アクセス

深田洋史のソーシャルメディア

instagram
Instagram
youtube
YouTube
2024-04-22
facebook
Facebook
  1. マイベストプロ TOP
  2. マイベストプロ神戸
  3. 兵庫のスクール・習い事
  4. 兵庫のゴルフスクール・レッスン
  5. 深田洋史
  6. コラム一覧
  7. モーションに問題がなくても、ショットでエラーが出ることもあります

© My Best Pro