私はゴルフの医者です。内科・外科以外にも心療科と病理科も目指しています
苦手なショットを克服すると、それは貴方の最も自信のあるショットに変わります
弱点の克服は、自分の最強ポイントを作ることにもつながります
私はウルトラマンが大好きです。
あの『どんな強大な敵に対しても、決してあきらめない姿』が大好きなのです。
あ!チョッと待って! これはちゃんとしたゴルフのコラムですから(笑)
私の経験をお話しする時、必ず話さないといけないのが『ウルトラマン』なんです。
私がウルトラマンと出会ったのは、5歳の時です。
その時からずっと大好きでしたが、息子とまた観て再度ファンになりました。
小さい時にはわからなかった、ウルトラマンの『本当のカッコよさ」』が大人になって初めてわかった気がします。
諦めない心こそが、ウルトラマンの神髄なのだと。
さて話をゴルフに戻しましょう(笑)
私がティーチングプロの試験を受けているとき、どうしても打てないショットがあり、この1科目のおかげでライセンスの取得(合格)が7ヶ月遅れました。
同期生がプロのライセンスを手にするのを横目で見ながら、追試を受けては落ち・・・を毎月繰り返していたのです。
その『またダメだったか・・・』という失意の中、帰りの車で聴いていたのがウルトラマンの歌でした。
詳細は省きます。歌詞をかいつまんで書くと以下のようなものです。
『たとえ傷つき倒れ、打ちのめされても。何度も立ち上がり、戦う姿は。どれだけの人々を奮い立たせたろう。』
この歌詞を聞きながら『諦めるもんか!何度でも立ち上がって、きっと合格してやるぞ!』という気持ちを掻き立てたものでした。
ではその打てなかったショットとは何か?といえば『ローフェード』です。
通常の高さより低い弾道で、真っすぐに打ち出し、落ち際から右に曲がってゆく。
そんな球筋をローフェードというのですが、これはフックを打つより難しいんです。
まず低く打つために、体重は左寄りにかかり、ボール位置はセンターより右寄りになります。
このセットアップでは、インサイドに引いてしまいやすく、また低く打つためにはフェースをかぶせる必要があります。
左体重でインサイドに引くと、スウィングはインサイドアウトになりますし、フェースをかぶせると、球はフック回転しやすくなるというのはお分かりですね?
その右にプッシュしやすい体勢で、しかもフック回転しやすいフェースアングルで、真っすぐ打ち出し、かつフェードをかけないといけないのです。
引っかけてスライスを打つのなら、比較的簡単にできますが、ローフェードは格段に難しいショットなのです。
テイクバックでインサイドに引かず、フェースはロフトを立てながらも少し開き気味。
体重は左にかけたまま、手打ちにならないように気をつけて体の回転で打つ。
聞いただけでも難しそうでしょ?(笑)
周りのみんなに遅れること7か月。ようやく『合格!』と言ってもらえた時の嬉しさと安ど感は、言葉では表せないほどでした。
不器用な人には感動があります。
できなかったことができた時に『やっとできた!』という感動があるのです。
器用な人は、最初からできてしまうので、感動がなかったり薄かったりします。
実はこの感動がとても大切で、『できた!』という感動は、それ以降ずっとついて回ります。
簡単に言ってしまえば、『忘れない』のですね。
例えばテストで、簡単にできてしまった問題はすぐに忘れてしまうでしょう?
でもなかなか解けなかった問題が解けた時って、その問題と解き方を覚えていますよね?
そんな経験はないですか?
ゴルフも同じで、苦手なショットを克服すると、そこには『感動』が生まれ、以後そのショットを忘れなくなります。
実際、私が今もっとも得意とするショットは『ローフェード』です。
低く打ち出して、右に曲げねばならないとき。私は自信をもってローフェードが選択できます。
あの喜びを忘れていないからです。あの感動が体に刷り込まれているからです。
皆さんも『このショットは苦手だ』というものがあれば、是非それを克服する努力をしてみてください。
克服できた時、その苦手で嫌だったショットは貴方の最大の武器になります。
克服の仕方が分からないのでしたら、オーシャンゴルフアカデミーをお訪ねください。
貴方の苦手を、得意に変えるお手伝いをさせて頂きます。
是非お気軽に無料体験レッスンにお越しくださいね。