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コラム
スウィングは100人のプレイヤーがいれば、100通りあっていいのです
2018年10月30日 公開 / 2021年3月1日更新
セオリーにこだわりすぎる怖さ
教科書通りのスウィングが、体の特徴でできない方にセオリーを押し付けても上手くいきません
生徒さんの中には体の特徴的にセオリー通りのスウィングができないかたもいらっしゃいます。
Kさんもその一人で、前のコラムに出て頂いたTさんとは正反対で手首がものすごく硬いのです。
このKさんにも最初はセオリーに沿ったレッスンをしていましたが、途中から『やろうとしてもできないのだ』ということに気づきました。
Tさんの場合は手首が柔らかすぎるほど柔らかいので、テイクバックはアップライトでトップでは手の位置が低くなりますが、Kさんの場合はフラットにテイクバックしてきて、トップでは逆に高くなります。
ということは、テイクバックは低く横振りに近い形になり=インパクトでは野球のバッティングに近い形になるということです。。
通常この形でテイクバックを始めると、フェースが開いて上がりますから、インパクトでもフェースが開いてしまうことが多いのですが、このKさんのように手首の硬い方にアップライトなテイクバックを強いてしまうと、フェースを閉じたまま上げて、ダウンスウィングではさらにかぶってしまい、引っかけを起こしやすくなってしまうのです。
Kさんの場合、コックを使わず低くヘッドを引き、トップでは上げ過ぎに注意してダウンスウィングに入るように指導を変えました。
その結果、Kさんの弾道は安定し、球も伸びるようになりました。
先日、ゴルフを始めたばかりの女性を指導している時、彼女が両腕を曲げて持ち上げるようなテイクバックをしているので基本に沿った教え方で直そうとしたのですが、どうしても上手く直りませんでした。
ハッと気づいたのがKさんのことです。
『奥さん。もしかして手首硬いですか?』と訊くと
『はい、めちゃくちゃ硬いんです』といって曲げてみせてくれた手首は、まさにKさんのようでした。
そこで『すみません。手首の硬さに気づいていませんでした。ちょっと打ち方を変えますね』と言って、Kさんのようにフラットに引き、フェースを開きながら上げ、ダウンスウィングからインパクトで閉じてくるという打ち方に修正しました。
そうすると、今までずっと詰まっていたテイクバックがスムーズになり、インパクトもしっかりと当たって、方向性が良くなり距離も伸びました。
Kさんもこの女性も、教科書通りのレッスンを続けていたのでは、きっときちんと当たらず面白くないゴルフを続けないといけなかったのではないか?と思います。
決してセオリー通りではありませんが、彼らに合ったスウィングを構築することで、飛ぶ!曲がらない!というゴルフを楽しんでもらえるように指導できたことは、私にとっても幸いでした。
このように、ただ単に手首が通常の可動範囲より硬いというだけでもスウィングには大きな違いが出てきます。
単純にレッスン書にあるようなレッスンだけでは、対応できない事例の方が対応できる事例よりも多いといっても過言ではないでしょう。
人間の体は、似たような体型の人はあっても、同じ身長や体重であっても、関節の動き方や筋力、あるいは骨の付き方など同じスペックの方はいません。
だから、比較的多数の方に対して書かれたレッスン書だけを金科玉条のように教えても、合わない人が多数出てもおかしくないのです。
つまり、レッスン書通りのレッスンしかしない、もしくはできないプロは、オーダーメイドのスウィングが作れないのではないでしょうか?
自分が知っている型にはめ込むだけのレッスンは、貴方のためになるでしょうか?
それよりも、自分の体形・筋力・関節の可動域・骨格的なもの等々を総合的に考え、貴方に合った、貴方だけのスウィングをオーダーメイドで構築してくれるプロについて習った方が効率的であり、体も無理をしないで済むのではないでしょうか?
一度オーシャンゴルフアカデミーをお訪ねになってみてください。
私は貴方だけのスウィングを、オーダーメイドでおつくりいたします。
お気軽に無料体験レッスンにお越しください。
きっと今までとは違う『なにか?』を見つけて帰って頂けると思いますので。
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