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海外調達をやってみる⑧ < まとめ >

清水正樹

清水正樹

テーマ:海外調達

ここまで「海外調達をやってみる」をお読みくださったみなさま有難うございます。

簡潔にまとめつつ手っ取り早く概要を掴んでいただけるよう心掛けたのですが、果たして私はその
目的を達成できたでしょうか。

最初に「海外調達(貿易)」の話しを持出したのは、それなりに理由があります。

  ①社外支払いを少なくする手段の1つとして「輸入」は有効だ。
  ②外国企業の技術、品質、サービスは日本企業と遜色ない。
  ③外国企業が、日本企業と取引することに前向きだ。
  ④海外調達するかしないかの線引きは必要。
  ⑤基準は、「調達コスト+諸経費+手間の総和」にすることをお勧めする。

①は目的として、②、③はその理由としてみなさんも同意いただけようかと思います。
本当に①を達成するためには④の判断基準の導入が重要です。
そのために概要だけでも知っておけば、不明点をどこへ問い合わせれば分かります。
一連のコラムでは、「概要把握のお助け」を目指しました。

私が貿易に携わるようになった頃、職場には貿易経験者が誰一人いませんでした。
それでも部品の原価低減を目的に、私が社内初となる海外調達に挑戦しました。
まず「相談」から始めました。そのときのアドバイスがコチラです。
 

税関のアドバイス
 ①貿易は外国為替及び外国貿易法(外為法)という法律があります。
    輸出入は遵法精神でお願いします。
 ②外為法に照らして判断に迷ったときは、個人で判断せず税関に相談してください。
 ③貿易に詳しい人を味方つけるか、早く一人前になってください。


海外企業と貿易する目的の多くは、物量確保部品のコストダウンでしょう。

物量確保はともかく「コストダウン」では。。。
  部品のコストダウンを目指して海外調達を計画する
        ↓
  安価な見積りを入手した
        ↓
  あらたに輸入業務(工数)と物流経費が発生する
        ↓
  トータルでメリットが出ているのかどうかよくわからない
 
これまでの経験からアドバイスできることは、十分なメリットがあるなら海外調達すべきです。

当社は
  ・「輸入業務」の代行は勿論のこと、
  ・「原価低減」を目的とした取引先の紹介から輸入までお手伝いできます。

是非みなさんがご自身で貿易業務ができるようになるまで「つなぎ役」としてご相談ください。

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清水正樹
専門家

清水正樹(調達・購買のコンサルティング)

株式会社ロアゾー・ブラウ

モノづくり企業向けに戦略的な調達・購買をサポートします。生産管理、品質管理、間接部門の業務効率化に精通。それぞれの現場で最適な進め方を提案し、キャッシュフローの改善につなげます。

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