海外調達をやってみる⑥ < 取引条件 の改善 >
運送業者(クーリエとフォワダー)
①クーリエ(Courier:国際宅急便)
●FedEx、DHL、UPS、OCS、TNTエクスプレス、SGX(佐川急便)が有名です。
●スピード重視の航空貨物専門業者です。
●国内の宅急便感覚で個人・法人問わず利用できます。
●代金支払いは、請求書と払込票が郵送されそれで支払うか 口座振替(事前申請)です。
請求明細は最大4項目です。
・運送費、
・特別料金(平時はないが、いまは燃料サーチャージ、COVID-19対策費の請求あり)
・輸入消費税、
・消費税立替え手数料。
②フォワダー(Forwarder:貨物利用運送事業者)
●郵船ロジスティック、近鉄エクスプレス、日本通運、など。
●荷捌き(発送から納品まで色々な業者を使って輸出入をコントロール)する業者です。
●航空貨物、海上貨物もハンドリングします。
●こちらは法人番号がないと利用できません。
●支払いは全て前金で、差額を清算後に返金するやり方です。
口座振替もできますが、それにはフォワダーと別途契約を結ぶ必要があります。
請求明細はクーリエと同じですが、運送費の項目がかなり細かいです。
※運送業者を比較すると、それぞれに長所、短所があります。
使い勝手の良さ、悪さは、こんなところに差が出ます。
・取扱いが得意な国と地域の違い、
・経路の違いに起因する所要日数、
・国内の配達方法(自社のロゴ付バンで配達するか、日本の宅配便に引き継ぐか)
・代金の支払方法、
・カスタマーサービスのレスポンス、
・HP上の追跡画面の見やすさ、 など。
売り手の最初の見積りは、一番シンプルな「EX-W」で提示することが多いです。
そこから先(輸入経路)は、
買い手がやりたいようにご自身でコーディネートしてください。
私たちはご希望通りに協力します。
という意味で、買い手に自由度があります。