トリコチロマニア（抜毛症）

トリコチロマニア（抜毛症）

この言葉を知っているだろうか・・

『　抜毛症　』　の事である。

自分で自分の頭髪を抜いてしまう事。
意識・無意識関係なく。

そこには様々な要素が複雑に絡むため
今も多くの方が止められずに悩んでいる。

年齢も様々・・・しかし最近は特に低年齢化が見られる。
小学生～大学生～社会人
学生さんに多く見られるのは
やはり家庭の事情・友達関係・成績・進路の問題が最も多い

そのほとんどが自分で判っているのに
なかなか止められないのだ。

しかも私の経験上男性に対して女性の比率がかなり高い

この症状で厄介なのは抜毛が『痛みよりも』むしろ
『快感』や『落ち着き』を与える場合である。

そのような症状の場合人によっては、社会人になっても
結婚してもその影響は続く・・不思議なことに
女性であれば出産を機に完治したり
何かをきっかけにパッタリと抜かなくなることもある。

しかしながら、完治までのプロセスはすべて違う。
100人いれば100通り。

改善するために病院へ行っても専用の薬も治療方法も確立されていません。
ゆえに精神科や心療内科等へ行っても改善の見込みは非常に少ない
心ないお医者さんあたると病名を付けて効果の期待できない『薬を処方されるだけある』
親でさえ治せないある種の『心のやまい』なのだから。

来店時




三カ月後





十カ月後





十カ月後