30年以上の保育経験を活かし悩める母親を応援。「困った時こそ頼れる保育園」を実現！（3/3）

子どもの可能性を広げ、より充実した保育を目指す新たな挑戦

　「ととの木保育園」は2カ月から3歳までの子どもの保育が可能です。前身の「Baby Roomまみぃ」より預かる子どもの年齢を上げたのは、より多くの子どもを受け入れて保育の可能性を広げるため。しかし保育の内容をより充実させ、保育士が仕事に集中できる保育園を作るには多大な費用が必要。そこで秋山さんは法人として助成金を申請しようと考えました。

「いろいろ考えていた時期に、『内閣府企業主導型保育事業』という国の取り組みを知ったのですが、申請は個人より法人の方がいいということで会社を設立しました」。この事業は、例えば認可保育園は厚生労働省の認可であるのに対して、内閣府企業主導型保育事業は内閣府に届け出をして保育園を設置します。許可を得た「ととの木保育園」は国が定めた基準をきっちりクリアした保育園として、これからどんどん可能性を広げることが可能に。

　「ととの木保育園」の保育理念は、子どもたちが生まれながらにして持っている「生きる力」「成長する力」を信じ、その成長を見守りつつ人生を自分らしく生き抜いていく基礎をしっかりと築くこと。園長となる秋山さんは「私の心からの願いは、お母さんが楽しんで子育てができ、ご家庭と保育園が一体となってお子様の成長をしっかり見守り支えること。その役割を肝に銘じ、子とmommyのための居場所（kotomom place)をつくっていきたいと思います。お家の方が子育てで辛い時に『助けて！』と、心おきなく言える場所でありたいです」と語りました。

（取材年月：2019年3月）

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