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植芝亮太プロは神戸新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

受験はどんどん情報戦になってきています。(私立中学入試編)②

植芝亮太

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テーマ:受験全般

前回からの続きです。

中学受験で偏差値至上主義ではなく、学校に価値を見出して進路を選択する家庭を見ていると、進学したい学校に対して進学実績や偏差値ではない部分で肯定的な感触を持っている事が多く、その多くは身近な人から得られる情報である事が多いと思います。
所謂伝統校のメリット・デメリットの情報は、大手進学塾の受験情報からは得る事は出来ないと断言できます。進路選択において偏差値以外の将来の人格形成・人脈形成などの因子を数値化して取り入れて進路指導している大手塾はないと思います。
私のところは大学生の実務実習生を受け入れていますが、大学のレベルに応じて学生のレベルも様々です。ただ、中学受験組と高校受験組では同じ偏差値の大学に行っていても違いを感じる事があります。さらに同じ中学受験組でも伝統校出身と新興校出身での違いも感じます。
どのような違いかの詳細は割愛しますが、一言で言うと伝統校出身者の中には品のある学生が多いように感じます。
もしかしたら、大学入試までは新興校の方が効率的に勉強出来て有利かもしれませんが、大学入学後の大学での学習や社会に出てからの面では、伝統校にアドバンテージがあります。
○○中(校)の○○期生ですと自己紹介する人は伝統校出身者が多いです。そして○○校の誇りを持って勉学に励む学生を大学生でも目にします。
さらに伝統校出身者の地域社会での繋がりが大きいと感じる事がよくあります。

ただ古いだけで変化に追いついてない伝統校に価値はありません、一方、目先の優秀な生徒集めだけに注力する学校は自校の教育の質ではなく、生徒のポテンシャルの方が結果に対する寄与が大きいと考えているという事です。

数値に表れない伝統校のメリットと数値化できる偏差値とのバランスで志望校を決めるべきでしょうが、数値にあらわれないメリット・デメリットはOBやOGの話で知るしかありません。この情報を得ずして中学受験に必要な情報を得たとは言えないと思います。
オープンキャンパスよりも、知り合いの知り合いの知り合いの学生やOB・OG に聞くのが信憑性が高いです。

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植芝亮太
専門家

植芝亮太(薬剤師)

こもれび薬局・こもれび理数塾

個々の問題点を客観的に評価し、設定した目標に必要な学習プランを作成。1クラス3名まで、問題の演習に重点を置き、家庭学習のペースを管理。LINEで質問受付あり。学習のみならず受験戦略を個別検討。

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