既存外壁の種類と状態によって下地処理と下塗りが変わってきます
個人住宅の玄関ドアにはいろいろな種類の玄関ドアがあります。
ニス仕上げされた木製のドア
鋼板にシートが貼り付けられたドア
アルミ製で工場で塗装されているドア
などなど
どんなドアでも年数が経つと、劣化して色が退色してしまったり、傷が入ったりします。
外壁や屋根を塗り替えて外装がきれいになると、今まで気にならなかった玄関ドアの傷みが急に気になったりもします。
しかも玄関ドアは言えばお家の顔です。やはりきれいにしたいですよね。
今回はアルミ製の玄関ドアの塗り替えについて書いていこうと思います。
アルミ製のドアの塗り替えには何点か注意が必要になります。
まずは
そもそもアルミなど非鉄金属は塗料の密着性が良くありません。
20年くらい前には塗装は出来ないとされていた材質でした。
今では下塗り用塗料が改良されて塗り替えが可能になっています。しかし普通の鉄とは違った専用の下塗り材の方が好ましいです。
次に
アルミの表面は非常にきれいな平滑面になっています。
そのため凹みや傷などの下地処理にも技術が必要です。
塗り替えの時にも被塗装面に付着したごみを充分に除去し、塗装にはごみが入らない様に気を付けて塗装していきます。
塗装する道具にも気を使い、毛の抜ける刷毛の使用は極力控え、門下塗装ではチロンガンという低圧のスプレーガンを使用して塗り替えます。
そして
玄関ドアは施錠・解錠の時に表面に鍵やかばんなどがあたることが多いです。
塗り替え後の塗膜が柔らかいと小さな傷が入りやすいので、固い塗膜で仕上げることが出来る強溶剤系の塗料を使用して塗り替えます。
施錠したままでは戸当たりの部分を塗装出来ないので、施主様にご在宅していただき塗り替えました。
外壁も屋根も玄関もきれいになり、喜んでいただくことが出来ました。