デジタルとリアルの融合。双方のメリットを生かした提案・設計が強み（3/3）

どんなときでも新たな可能性を追求し続ける

　子どもの頃の花田さんは好奇心旺盛で、ゲームなどの身近な機械を分解しては中の仕組みを確かめていたそう。「もっとこうしたら面白いものになるのではないか、と考えてはいろんなパーツを購入して改造していくことが好きで。何度もトライアンドエラーを重ねて出来上がった時の達成感は最高でしたね」

　少年時代から、興味を持ったことを自分で調べて情報をキャッチ。今も時代の動きに敏感で、自身の知識と技術を常にアップデートしている花田さん。これからも努力を惜しまず、仕事の質を高め、顧客に満足してもらえるサービスを提供し続けていきたいと話します。

　花田さんは、現実の空間にホログラム（3次元映像）を重ね合わせるテクノロジー「MR（Mixed Reality＝複合現実）」も活用。現実と仮想が融合された世界を複数人で体験できるので、遠隔地にいる関係者と綿密に打ち合わせ、緻密な作業が共有できます。

　「従来の設計事務所の業務範囲に縛られず、異業種ともコラボレーションして多様な価値を創造していきたいと考えています。未来を見据えて新たな可能性を追求し、自分たちの事業を通じて社会に貢献していきたいですね」

（取材年月：2021年5月）

■花田義勝プロのプロフィールを見る

⇒空間をデジタル化する技術【VR/AR/MR】