花田義勝プロのご紹介
デジタルとリアルの融合。双方のメリットを生かした提案・設計が強み(2/3)
高画質の3D空間をリアルに体験できるコンテンツづくりも可能
花田さんのもとでは、アメリカのベンチャー企業が開発した3Dスキャンカメラ「マーターポート」を活用し、建築現場のほか、ホテルや商業施設、博物館などの撮影も行っています。
「建物全体を測定し、コンピューター上に生成した高画質の3D画像に、スマホやパソコンから簡単にアクセスできます。実際に、その場を歩いているように空間の中を移動したり、360度見渡したりできる『ウォークスルー機能』が実装されています。VRゴーグルを装着すると、より一層臨場感が増しますよ」
新型コロナウイルスの影響で数多くのイベントや学校行事が中止になりましたが、マーターポートを使えば、自宅にいながら工場内を回遊するなど、バーチャルな社会見学も可能だと呼びかけます。
「日本には戦争や震災といった記憶を受け継ぐ資料館がいくつもあり、学校教育において重要です。子どもたちが現地に足を運ばなくてもこれらの歴史を学べるように、マーターポートのコンテンツを充実させていきたいですね」と花田さん。
また、文化財や歴史的建造物、老朽化などで取り壊しが必要な建物も、3次元レーザースキャナーやマーターポートで計測して記録すれば、後世に残すことができます。
「古い建物はおおよそが紙図面で、設計図がないということも珍しくありません。そういった場合も現在の建物をスキャンして3Dにすると、建物の構造などを詳細に把握することができます。データをBIMに取り込むことで、建材の種類や設備の仕様、施工・改修履歴といった建築物に関する情報を付加し、一元管理することもできます」
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